牛丼チェーンの「すき家」が再び試練に立たされている。バイトの女子高生が自らのわいせつ画像を店内で撮影、Twitterに投稿していたことが発覚。ワンオペを廃止し、複数人員での全店営業再開を目指す中、イメージ低下で新規のバイトが集まらなくなる恐れもある。
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http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1505/22/news032.html
─情報元:ITmedia ビジネスオンラインサイト様─
ゼンショーホールディングスが運営する牛丼チェーン「すき家」が、アルバイトによる行き過ぎた“悪ふざけ”で再び試練に立たされている。アルバイトの女子高生が自らのわいせつ画像を店内で撮影、短文投稿サイトのTwitterに繰り返し投稿していたことが7日発覚。深夜の1人勤務体制「ワンオペ」を廃止し、複数人員での全店営業再開を目指す最中での出来事だっただけに、イメージ低下で新規のバイトが集まらなくなれば、営業再開時期にも影響を及ぼしかねない。
店内で撮ったわいせつ画像を投稿
ゼンショーは、当該バイトについて「社内規定に基づいて処分した」といい、8日には法的処置を警察に相談。さらに、内部情報をネットに投稿することを禁止する命令を店員向けに通達し、違反投稿を発見した際には「すき家本部に連絡するよう」呼びかけ、本部の電話番号も伝えた。
ところが、内部書類の通達後、Twitter上で2人が通達内容を投稿していたことが早くも発覚。なんとかバイト店員の非常識な行動を食い止めたい同社と、店内で行ったおもしろおかしい動画などをネットにすぐに上げる店員とのいたちごっこは続く。
実際、すき家がバイトによる“テロ”に見舞われたのは今回が初めてではない。昨年5月には店内で従業員が居眠りをしている画像、今年1月にはみそ汁がまかれる画像、3月には厨房(ちゅうぼう)でゲームをしている画像が、それぞれTwitterに投稿されていた。
すき家は昨年2月に手間のかかる「牛すき鍋定食」を発売して以降、猛烈な仕事を迫られた深夜バイト従業員の大量退職が生じ人手不足による店舗休業が相次いだ。バイト離れに歯止めがかからない中、対策として深夜のワンオペを廃止し、複数人員を確保できた店舗で順次、深夜営業を再開する方式に切り替えた。
さらに、従来はすべてを本社で管理していたすき家事業について、全国7エリアの事業会社に分社化し、アルバイトの採用権限なども委譲した。それにより「地域に根付いた採用をスムーズに行えるようになった」(ゼンショーHDの金子武美取締役)といい、すき家では、今年9月末までに全店で複数のバイト人員を確保して深夜営業を再開する計画としている。
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