中国メディア大洋網などによると、この一件は8月上旬、広州中医薬大学第一付属医院（広東省広州市）にひとりの中年男性が訪れたことから発覚した。この男性、見た目はどこもケガをしていなかったものの、表情はとても苦しそうで、何やら肛門に問題があることを訴える。そこで医師がCT検査をしたところ、あろうことか男性の肛門内部には“懐中電灯”のような異物を確認。驚いた医師はすぐに摘出手術に取り掛かることにした。
治療に当たった孫医師によれば、この患者は40代で、その異物はすでに27時間ほど体内に放置されていたという。当初、孫医師は腹腔鏡手術をしようと考えたが、異物は長さ約25cm、直径2cmほどあるかなりの“大物”。また、かなり奥深くまで侵入していたことから腹腔鏡手術では「摘出不可能」と判断、最終的に2時間かけて開腹手術を行い、無事異物を摘出することに成功した。
摘出された異物は確かに懐中電灯のような形状をしていたが、実際はプラスチックの“何か”だった。医師は「どうしてこのような物を肛門に入れたのか」と男性に問いただしたが、男性は黙秘。しかし、その後、男性がKTV（カラオケ）に遊びに行った際、そこで揉め事を起こした結果、「相手から肛門に挿入された」という噂が流れ、メディアでもそう報道されることになった。
真偽のほどは定かではないが、いずれにせよ、これほど大きな物を肛門に挿入するのは極めて危険な行為。医師の話では、かつて、あるコックが特大のキュウリを自身の肛門に挿入し、大腸破裂という大怪我を負った例があるそうで、好奇心から異物を肛門に挿入したりしないよう市民に注意喚起している。
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─情報元：ナリナリドットコムサイト様─
