■便利だけど、どんどん生きづらくなっている現代
今は昔より生活が格段に便利になりました。洗濯も掃除も、食器洗いだって家電がやってくれる時代です。でも、どんどん楽になってきているはずなのに、なぜか心はちっとも楽になりません。むしろ、パサパサに乾いてしまっている感じがします。
子供たちもそう。ゲームやテレビなど、24時間では消化しきれないほどに楽しいグッズがいっぱいです。でも、いじめや暴力の件数は、毎年のように「史上最悪」と記録が塗り替えられ、昔の子と比べると、確実に悩みは増えています。
物にあふれる時代は、便利なようで、いろいろ不便なのです。現代ゆえの子育ての難しさは、だれもが感じているところですが、今日は、子供の心理発達に影響を及ぼしやすいものから3点ピックアップし、お伝えしていきたいと思います。
■現代育児で特に気をつけたい3つのこと
□1. ご褒美による悪影響
今の子供たちは、物をもらう機会が、昔と比べ格段に増えています。おじいちゃん、おばあちゃんからかわいい孫へ。ファミレスでは帰りにお土産つき。子供たちは物をもらうことに慣れています。親もそれに加担していて、「○○できたら、~~を買ってあげるね」とご褒美作戦を多用しがちです。しかし、ご褒美は利用の仕方を間違えると、効果がないばかりか、逆にその子のモチベーションを下げてしまう恐れがあることが分かっています。
・ご褒美の多用で起こりうる問題
→やる気の低下
・子育て心理学で解説
ご褒美をクセにしてしまうと、内なるやる気が失われ、物でしか動けない子になってしまいます(アンダーマイニング効果)。大きな目標達成のためには、高価なご褒美が必要なのではありません。ほめ方、ご褒美の使い方をマスターすることの方がもっと大事。子供の内なるやる気を引き出すことができるようになります!
□2. 点数主義による悪影響
今は競争社会で格差社会です。これまでにないほど、大人も子供も数字で評価される時代です。それにより、親はついテストの結果などで子供を判断してしまうことがあります。たしかに100点の方がいいです。だから100点のときに親が嬉しく思うのは当然です。しかし、100点のときと60点のときで、その子の受け入れ方を変えてしまうと問題に。もし「100点だからうちの子はいい子」「60点のときはダメな子」としてしまうと、その子は、いい時の自分しか受け入れられなくなってしまいます。
・点数主義で起こりうる問題
→自己肯定感の低下
・子育て心理学で解説
子供は「悪いこと」はしますが「悪い子」ではありません。「困ったこと」はしますが「困った子」ではありません。その子を「○○な子」とひとくくりに否定すると、自己否定感が芽生えてしまうので注意が必要です。
□3. エンターテインメント過多による悪影響
子供の家での楽しみ方も変わってきています。時間があれば、ゲームかテレビという子も少なくありません。解禁した当初は、「1日○分」のような決まり事があっても、年齢とともにエスカレートし、収拾がつかなくなっているご家庭もあります。
当初は、「親も息抜きできるし、子供も楽しい」とメリットを感じることが多いエンタメ系。でも、数年後には、それがママのイライラの原因になったり、叱りの的になったり、と頭痛の種になりがちです。
・エンタメ過多で起こりうる問題
→アタッチメント不足、コミュニケーション不足
・子育て心理学で解説
現代の子供が夢中になる遊びには、独特の世界観があります。“ゲームと自分”という閉ざされた空間では、親子の会話が減ってしまいます。子供が親に求める精神的な絆(=アタッチメント)は、量よりも質が重要なので、家にいるのに、家族全員やっていることがバラバラでは、アタッチメントにはつながりにくいのです。本来あるべきスキンシップやコミュニケーションを怠ると、後々問題につながっていきますので、子供たちが楽しんでさえいればOKという見方は危険です。
...詳しい情報・続きはこちら >>
http://news.livedoor.com/article/detail/10905706/
─情報元: All Aboutサイト様─
今は昔より生活が格段に便利になりました。洗濯も掃除も、食器洗いだって家電がやってくれる時代です。でも、どんどん楽になってきているはずなのに、なぜか心はちっとも楽になりません。むしろ、パサパサに乾いてしまっている感じがします。
子供たちもそう。ゲームやテレビなど、24時間では消化しきれないほどに楽しいグッズがいっぱいです。でも、いじめや暴力の件数は、毎年のように「史上最悪」と記録が塗り替えられ、昔の子と比べると、確実に悩みは増えています。
物にあふれる時代は、便利なようで、いろいろ不便なのです。現代ゆえの子育ての難しさは、だれもが感じているところですが、今日は、子供の心理発達に影響を及ぼしやすいものから3点ピックアップし、お伝えしていきたいと思います。
■現代育児で特に気をつけたい3つのこと
□1. ご褒美による悪影響
今の子供たちは、物をもらう機会が、昔と比べ格段に増えています。おじいちゃん、おばあちゃんからかわいい孫へ。ファミレスでは帰りにお土産つき。子供たちは物をもらうことに慣れています。親もそれに加担していて、「○○できたら、~~を買ってあげるね」とご褒美作戦を多用しがちです。しかし、ご褒美は利用の仕方を間違えると、効果がないばかりか、逆にその子のモチベーションを下げてしまう恐れがあることが分かっています。
・ご褒美の多用で起こりうる問題
→やる気の低下
・子育て心理学で解説
ご褒美をクセにしてしまうと、内なるやる気が失われ、物でしか動けない子になってしまいます(アンダーマイニング効果)。大きな目標達成のためには、高価なご褒美が必要なのではありません。ほめ方、ご褒美の使い方をマスターすることの方がもっと大事。子供の内なるやる気を引き出すことができるようになります!
□2. 点数主義による悪影響
今は競争社会で格差社会です。これまでにないほど、大人も子供も数字で評価される時代です。それにより、親はついテストの結果などで子供を判断してしまうことがあります。たしかに100点の方がいいです。だから100点のときに親が嬉しく思うのは当然です。しかし、100点のときと60点のときで、その子の受け入れ方を変えてしまうと問題に。もし「100点だからうちの子はいい子」「60点のときはダメな子」としてしまうと、その子は、いい時の自分しか受け入れられなくなってしまいます。
・点数主義で起こりうる問題
→自己肯定感の低下
・子育て心理学で解説
子供は「悪いこと」はしますが「悪い子」ではありません。「困ったこと」はしますが「困った子」ではありません。その子を「○○な子」とひとくくりに否定すると、自己否定感が芽生えてしまうので注意が必要です。
□3. エンターテインメント過多による悪影響
子供の家での楽しみ方も変わってきています。時間があれば、ゲームかテレビという子も少なくありません。解禁した当初は、「1日○分」のような決まり事があっても、年齢とともにエスカレートし、収拾がつかなくなっているご家庭もあります。
当初は、「親も息抜きできるし、子供も楽しい」とメリットを感じることが多いエンタメ系。でも、数年後には、それがママのイライラの原因になったり、叱りの的になったり、と頭痛の種になりがちです。
・エンタメ過多で起こりうる問題
→アタッチメント不足、コミュニケーション不足
・子育て心理学で解説
現代の子供が夢中になる遊びには、独特の世界観があります。“ゲームと自分”という閉ざされた空間では、親子の会話が減ってしまいます。子供が親に求める精神的な絆(=アタッチメント)は、量よりも質が重要なので、家にいるのに、家族全員やっていることがバラバラでは、アタッチメントにはつながりにくいのです。本来あるべきスキンシップやコミュニケーションを怠ると、後々問題につながっていきますので、子供たちが楽しんでさえいればOKという見方は危険です。
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http://news.livedoor.com/article/detail/10905706/
─情報元: All Aboutサイト様─