子育て中のご家庭では「うちの子は大丈夫かしら?」と心配や不安に思うこともあることでしょう。
そこで今回は、心理カウンセラーの星一郎さんの著書『アドラー博士のキレる子どもにしない法』や『WooRis』の過去記事を参考に、“思春期の子どもがキレる瞬間を引き起こす”親のNG行動を3つご紹介します。
こんな接し方をしていないか、チェックしてみてください!
■NG1:正論を言う
いつまでもテレビを見ていたり、スマホをいじっていたりする子ども。そんな子どもに「いい加減に勉強をしなさい!」「勉強しないと、いい学校に行けないわよ!」と、つい語気荒く言いたくなってしまう瞬間もあると思います。
ところが星先生によれば、思春期の子どもたちが最も嫌がるのが、“正しいことを言われること”なんだそうです。
<彼らは内心では、「わかっているけどできないんだ、ちゃんとわかっているんだよ」という言い訳をもっています。そういうところへ、正しいことをぶつけると、わかりきったことを言うなと、ムッとすると同時に反発と怒りの感情が一気に噴き出してしまう。>
思春期の子どもは肉体的にも精神的にも不安定です。親のごもっとも過ぎる“正論”は、子どもの心の逃げ場がなくなってしまいます。追い詰めるような言い方は控えるようにしたいですね。
■NG2:怒りで支配しようとする
思春期には激しい反抗期もつきもの。親が一言言うたびに、子どもが激しく言い返してくるということもあるかもしれません。
そういったケースで、親が子どもを怒りで支配しようとしたり、暴力的におどしたりするのは絶対NG。
<たとえば相手が怒っている以上に怒ったかたちで対抗しようとすることもありますし、それがときに、恐怖心を抱いて防衛本能でプッツンとキレて何かしてしまうことになることもあるわけです。>
見本となるべき親が、怒りや暴力という手段を用いてしまうと、子どももそれを見習ってしまう可能性は大いにあります。くれぐれも注意しましょう。
■NG3:全人格を否定する言葉で叱る
子どもが何か悪いことをした際に、叱らなければいけないこともあるでしょう。そんな時に、「本当に何をやってもダメなんだから」「こんな悪いことをする子を生んだ覚えはない」「もうお母さんはあんたのことなんか知らない」など、感情に任せて言ってしまいがちです。
これらは全人格を否定する言葉、どんなに怒ったとしてもお口にチャックです。
<そう言われた子どものほうは、自分の人格は劣る、自分はダメなんだと認めて自分を否定してしまうか、そうじゃないよとそこで激しく反発抵抗するしかありません。>
叱る場合には、“行為”だけを指摘するようにしましょう。なお、その際には、NG1で挙げた様な“子どもの逃げ場をなくす正論すぎる正論”には気をつけてくださいね。
いかがでしたか?
大人になると、自分自身が思春期の頃どうであったかを忘れてしまうものです。子どもが思春期を迎え、子どもとの接し方に悩むことがあったら、「自分はどうだったかな?」とちょっと思い出してみるのもいいかもしれませんね。ご参考にしてみてください。
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─情報元:ライブドアニュースサイト様─