2016年6月13日月曜日

年収500万円で購入できるマイホームの限界金額はいくら?


 資金上昇はもはや期待できず、アベノミクスに失望した日本人は平均年収500万円で生きていくことを余儀なくされている。生活状況が年々悪化していくなか、年収500万円男が家族に迷惑かけずにバランスよく生きていくうえで購入可能な「住宅、車、教育、老後貯蓄、愛人etc.」の限界値とは? ここでは「住宅」について紹介しよう。

◆低金利も新築マンション価格の上昇で23区内の購入は不可能!

 ファイナンシャルプランナーの横山光昭氏によると、ボーナス増とはいえ、月給が目減りした年収500万円男が住居費に充てられる限界値は月々9万6000円と算出(夫婦2人の未就学児1人、ボーナス年2回の1.5か月分で算出)。子持ちの40代ともなれば、夢のマイホームを考えてもおかしくない。では、月9万6000円で購入可能なマイホームはあるか。

 条件をローン手数料などの初期費用は別で、返済期間を35年間。ローン金利を固定したところ、算出された購入限界金額は3125万円。これを踏まえ、プリンシプル住まい総研所長・上野典行氏に解説してもらった。

「ここ数年でフラット35固定金利(35年以下)金利は1.52%まで下がり、購入者に有利になったのですが、円安による輸入資材の価格上昇と人件費の高騰で不動産価格が上昇。首都圏の新築マンションは㎡単価は10か月連続で上がり続け、前年比で+9.6%になっています」

 2年前におこなった同企画の調査では「足立区綾瀬」とギリギリ東京23区内の新築マンションが購入できたが、今は都内でファミリータイプの新築購入は難しいという。

「3LDK以上の新築マンションとなると、東京駅から電車で1時間超の埼玉県三郷市が限界値でしょうね。中古マンション価格もここ数年で上昇していますが、築35年以上の旧耐震基準物件なら都内で購入可能。ただ、旧耐震に大切な家族を住まわせたくないと思う方もいる。新耐震での中古マンションの限界値は埼玉県蕨市(東京駅から電車で30分)となる。一戸建てともなると新築・中古にかかわらず、都心は無理。千葉県や埼玉県、神奈川県の奥のほうまでエリアを広げる必要があります」

 背伸びをせずに、家族が安心して暮らせる家を建て、自分は1時間以上かけて通勤する。それが年収500万円男の現実なのである。

【限界値】
郊外の新築マンションで3125万円!

 6/7発売の週刊SPA!に掲載されている特集『[年収500万円男]の新限界値』では、「住宅」以外にも「年収500万円男が子どもの教育にかけられる限界値」「年収500万円男が維持費も含め購入可能な車」「年収500万円男が可能な老後貯蓄」「年収500万円男がかけてもいい保険」「年収500万円男が所持可能な愛人」などを識者の解説をもとに徹底調査。新たな日本人の平均ライフを浮き彫りにしている。 


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─情報元:日刊SPA!サイト様─