人工知能(AI)は最新の流行語になっている。米グーグルは今年の開発者向け会議「I/O(アイオー)」で、戦略を「モバイルファースト」から「AIファースト」に転換すると発表し、ブームに火を付けた。ベンチャーキャピタル(VC)やスタートアップ、大企業はこぞってAIというゴールドラッシュに加わろうとしている。そもそもAIとは何なのか。
まずは、AIの特性ではない点について考えよう。AIは単独のテクノロジーではない。複数のテクノロジーからなる。ビジネスへの利用という点では、AIという傘の下にあるテクノロジーの成熟度や有望性はそれぞれ異なる。いま最も注目されているのは、機械学習とディープラーニング(深層学習)だ。機械学習はAIの一部で、ディープラーニングはさらに機械学習の一部である。(ニューラルネットワークを使って「学習」する)ディープラーニングのここ2~3年の進歩は産業界に大きな刺激を引き起こし、最も有望とみられる。
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─情報元:日経電子版サイト様─