2018年1月29日月曜日

「親の介護で転勤できない」 男性社員の申し出増加

親を介護するため、転勤への配慮を勤務先に申し出る男性社員が目立ち始めた。辞令一つで転勤を繰り返してきた企業戦士も、介護問題に直面すれば仕事と生活の両立に悩む。働き盛りに介護退職されては会社も痛手。老いた親を近くで世話したいという希望に応えるために実家近くの職場に転居させたり、転勤をしばらく免除したりするなど会社側も支援を始めている。

 「父は今、82歳。母に先立たれてからも元気だったのに80歳を超えてから心身ともにガタッときた」と日本政策金融公庫の男性管理職Aさん(53)は話す。

 当時は東京の自宅に実父と妻、2人の子どもを残して、静岡に単身赴任中だった。独りで風呂に入れなくなり、トイレ介助も必要になった。会社に事情を伝え、2016年4月に東京勤務に変えてもらうと同時に、しばらくは転勤を免除してもらった。「金融機関で働く以上、全国転勤は覚悟のうえ。でも、父の介護は自分でしたい」

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─情報元:ヘルスUP|NIKKEI STYLEサイト様─