「郵送」「押印」「手書き」「取りあえず打ち合わせ」「とにかく相見積もり」「メール添付で圧縮してパスワードつけて、パスワードは別送」――。その“当たり前”、今どき、本当に必要ですか?
こんな疑問を投げかけ、昭和の常識を終わりにしようというのが、働き方改善の支援で知られる沢渡あまねさんの著書「仕事ごっこ」(技術評論社刊)です。本記事は、同書籍から第十二章「女王アリと働きアリ」~「管理職ごっこ」「管理職ヅラしてマウンティングする人たち」を抜粋して特別公開します。
アリの王国の教訓
アリの王国のおはなし。たくさんの働きアリたちが、今日もせっせと働いています。みんな、国をよくしようといっしょうけんめいです。
巣の奥には、大きな女王アリがいます。ほぼ1日中、部屋にこもっていて、働きアリの前に姿を見せることはほとんどありません。ごくごくたまに、えらいアリが部屋に呼ばれて、女王アリにほうこくに行くだけ。ほとんどの働きアリは、女王アリが何をしているのか、あるいは女王アリの顔すら知りませんでした。
■もう、やめない? 部下に理不尽強い続ける“管理職ごっこ” (1/4)
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/1907/12/news010.html