2021年2月9日火曜日

なぜ面接評価はアテにならない? 離職率をはじき出すAIがすごい

  新卒、中途の採用といえば、適性検査と面接評価が普通だ。しかしこれらの評価が優秀でも、必ずしもハイパフォーマーになるとは限らないし、数年で離職してしまう人もいる。どうしたら自社に適切な人材をうまく選べるのか?

 「採用面接の自信を聞くと、7割近くが平均以上だと思っているが、実は面接評価の予測は63%が外れている」。そう話すのは、AIを使って採用の見極めを支援するサービスを提供する、アッテル(東京都渋谷区)の塚本鋭社長だ。

「脱。感覚人事」を掲げるアッテルの塚本鋭社長

 アッテルは2018年創業。大学院で機械学習を専攻し、野村総合研究所を経てクラウドワークスに入社した塚本氏だが、「自分がいいと思って採用した人が、すぐ辞めてしまう経験をした。現在の採用は感覚に依存している」(塚本氏)ことから、データを用いて採用を支援するアッテルを立ち上げた。

 アッテルでは、従来の適性検査や面接などと比較して、「選考時の評価」と「入社後の評価」の一致率が高く、面接の1.5倍という予測精度をほこる。そのダッシュボードでは、入社後に「ハイパフォーマーになる可能性90%」や「離職率30%」などの数値を表示し、人事判断を支援する。

https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2102/05/news029.html