2010年9月8日水曜日

問題解決にとって重要なこと

 問題解決のKFS(Key Factors of Success)のひとつは、「何を"問題"として定めるか」という、いわゆる「問題の定式化」にある。昨日、産能大の長岡先生らと議論していて、その話題になった。
 長岡先生がよく引用なさる事例に、エイコフの著書「問題解決のアート」の中に掲載されている「エレベータの話」というのがある。少し長くなるが、下記に引用してみよう(一部筆者により加筆・修正)。
---
話の舞台は、ある大きなオフィス・ビルである。
そのビルの支配人は、最近、「ビルに設置されたエレベーターの待ち時間が長い」と店子からクレームを受けることが多くなっていた。
何人かの店子は、
「エレベーターが改善されなければ引越もやむをえない!」
と支配人を脅した。
困った支配人は、エレベーター・システムの設計の専門家をよんで、「事情」を調べさせた。
専門家たちは、エレベータシステムの動作やキャパシティを子細に分析し、シミュレーションを行った。その結果、下記の解決策を見いだした。
1)エレベータを増設する
2)エレベータの機種変更を行う
3)新たに開発されたエレベータ制御装置を新設する
・・・続きはこちら
http://www.nakahara-lab.net/blog/2008/08/post_1312.html
─情報元:NAKAHARA-LAB.NET 東京大学 中原淳研究室サイト様─