2011年5月31日火曜日

あなたは「安全という商品」を十分に手に入れたか

復興そして成長へ、日本にはリソースが豊富にある

さて、日本経済の成長をテーマに講演をすると、時折(と言うより、ほぼ毎回)、以下の質問を受けることがある。

「日本は成熟化し、我々日本人は、欲しい物はあらかた手に入れた。これ以上、経済成長するなどということは無理なのではないだろうか」

予め定義しておくが、ここで言う「経済成長」とは、国内総生産(GDP)の拡大を意味している。まずは、2010年の名目GDP(支出面)の数値を確認しておこう。


日本のGDPは、およそ59%がいわゆる個人消費(民間最終消費支出)で占められている。個人消費がGDPの6割前後というのは、先進諸国としては平均的な水準だ。アメリカの個人消費はGDPの7割を上回っているが、同国はあくまで「例外」である。

さて、前述の「欲しい物は手に入れた」とは、今後の日本では個人消費がそれほど伸びないのではないか、という問いであろう。この種の疑問を抱く方に、筆者は心底から問いかけたいと思う。

「あなたは『安全という商品』を十分に手に入れたと思いますか」

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http://business.nikkeibp.co.jp/article/money/20110526/220257/
─情報元:日経ビジネスオンラインサイト様─