2011年5月19日木曜日

ギロチンの目的


昔から処刑方法にはいろいろある。電気椅子、絞首台、圧搾機、磔(はりつけ)など考えるだけで残酷なのだが、代表格ともいえるのが「ギロチン」。一瞬で首を刎ね飛ばすこの装置は、フランスのギロチン(ギヨタン)という医師によって、受刑者の為に発明されたもの。
そもそもギロチンが登場する以前の斬首刑は、一気にスパンと首を刎ねられるものではなかった。運悪く腕の悪い執行官にあたった場合、何回も首に刀を当てられ、何回も切られ、ひどい場合はノコギリまで使って。受刑者も一瞬で絶命すれば良いが、わざわざ何時間もかけてじっくりと苦しめる執行官もいた。見るに堪えない光景で、あまりに残酷すぎたのである。
そこで、ギロチンが導入された。高い位置から刃を落とし、一瞬で済んでしまうため逆にこれがそれまで以上に多くの命を奪うことに繋がったともされている。ちなみにギロチンの刃、最初は地面に平行だったが、切れずにバウンドすることもあったため、後に斜めに改良された。「処刑者のため」…そんな言い方も出来るわけで。

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http://www.union-net.or.jp/cu-cap/girotin.htm
─情報元:雑 学 事 典サイト様─