「会社を背負っていこうっていう気概を持った社員というのがいない。震災以降、一層そういった傾向が強まっている気がしてならないんです」
先日、ある中小企業のトップの方とお話しした時に聞いた言葉である。
「会社を背負う」……。何とも重たい言葉だ。
・出世したがらない。
・言われたことしかやらない。
・「会社のために」というロイヤルティーが感じられない。
こういった話は、震災前からトップや中間管理職が部下たちの言動を嘆く際に、たびたび耳にしてきた。その時のターゲットといえば、20代の若手社員が圧倒的に多かった。
ところが、「震災以降……」とこぼすこのトップによれば、「年齢に関係なく、と言いますか、40代の社員も含めて、会社(会社の仕事)を収入の手段としか考えない社員が増えている」というのである。
仕事が収入のための手段であっても、何らおかしなことではない。だが、社員にはレイバー(労働力)として目の前の仕事をこなすのではなく、ビジネスをしてほしい。そう願ってやまないのがトップたちだ。
「労働」ではなく、創意工夫を凝らしてより付加価値をもたらすビジネスをしてほしい。給料はそのために払っているんだ、と。
・・・続きはこちら
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20110531/220333/
─情報元:日経ビジネス オンラインサイト様─