早速突入すると、いきなり暑苦しい人だかりだ。密集する小規模テナントはいずれもみっしりとスマホや携帯を並べ、香港のスキマ恐怖症ぶりを見事に体現している。だが、どれも値段は記されていない。実のところ香港には「モノの定価」がほぼ存在しないので、仕入れ先や売れ行きによって価格は変化する。店員が答えるのは「その時点での実勢価格」。値切りも可能だが、クレジットカードではほぼ不可能だ。現金商売は商人の基本である。
しかしまあ、改めて見るとよくもこんなに機種があるものだと思う。そして、スマホに対する心の垣根が思い切り低い。ガラケー帝国の日本より、一般人とスマホの距離が近いのだ。ちなみに、iPhoneが大人気となった理由のひとつは、「繁体字中国語の手書き入力」機能にある。香港は広東語圏のため標準中国語でのピンイン入力は皆苦手だし、広東語ピンイン入力はほとんど普及していない。「メールは英語」も多かった状況に、iPhoneの手書き入力機能が颯爽と登場したわけである。
話を先達広場に戻そう。ビル内には日本ではお目にかかれないデザインの携帯も多く、有名車メーカーの特別モデルから、スーパーカー消しゴムが巨大化したようなモデルなどに目を奪われる。前者は理解できるが、後者はネタだろう。また、地元日本ファンに向けてガラケーのSIMロック解除&中国語入力OK版の専門店も変わらず元気だ。
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http://news.livedoor.com/article/detail/5713454/
─情報元:RBB TODAYサイト様─
D09 地球の歩き方
香港 2011~2012