日本では手数料が馬鹿高く、大幅にベンチマークを下回るパフォーマンスしか上げられず、しかも複利の効用を知っていれば(少なくとも運用期間が長い若者は)まず手を出さない毎月分配が持てはやされる(例:グロソブ(グローバル・ソブリン))ような、ある意味証券会社・運用会社にとってパラダイスのような国です。
売れるものを売るのは商売の鉄則です。私は、このようなイカサマ商品を取り扱っているからといって、証券会社が悪いとは思いません。
富裕層を対象としたプライベートバンクというビジネスがあります。スイス発祥のこのビジネスは、もっぱら資産ウン十億円といった富裕層を対象に、30~50年といった長期スパンで資産運用を行います。顧客の資産を安定的に増やすほど手数料が入るビジネスであるため、両者の利害ベクトルは完全に一致します。そのため、特定の金融商品に肩入れすることはほとんどありません。
一方、我々のような庶民が利用するような証券会社は、商品が売れれば売れるほど手数料が入ってくるビジネスです。長期投資家より短期で売買を繰り返す投資家の方が「上客」ですし、また、手数料の安い金融商品(インデックスファンド等)よりも、グロソブを売りまくって運用会社からキックバックをもらった方が儲かるのです。基本的に投資家と証券会社の利害のベクトルは相反しているといっていいです。
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─情報元:BLOGOS(ブロゴス)サイト様─
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