さて、ガポガポ儲かる「ブルーアイランド戦略」は、早くも最終回である。
第1回で市場(島)の発見の仕方、第2回で寝ててもカネが入ってくる方法を解説した。
「もう、それで十分じゃないか」と思っている方、あなたは確かに間違っていない。島でうたた寝でもしながら、じゃんじゃんカネが入ってくれば、ほかに何を望むのか。
でも、そうはいかないんだな、現実は。だって暇でしょう。やっぱり、宝の島を発見するような人は、さらに違う島を探しに行ってしまう。
私もそうだった。
うちが主戦場にしていた市場(島)はニッチで小さい。既にうちは市場(島)にある中堅以上の会社(宝)はすべて開拓し尽くしてしまった。だから、今後どれだけ探し回っても今の2倍の規模が関の山だろう。経営者としては、次なる展開を考えてしまう。
戦略は2つ。
(1)他のニッチ市場を新たに開拓する(新しい島を発見する)
(2)ニッチ市場での経営戦略を汎用化して他企業に展開する(島の発見、開発法を確立して、伝授していく)
(1)は会社としては既に進めていることがあるので手は打っている。
(2)は、マーケティングをしない不動産業界に辟易としている私としては、業界の垣根を超えることは長年の悲願でもある。ニッチトップになる戦略は、どの業界でも、どの業態でも応用することができる。これをレッドオーシャンに浮かぶ島、つまり価格競争から抜きんでた楽園の島として「ブルーアイランド戦略」と名付けたわけだ。
ボロ儲け経済学―ゼニのカラクリ明かします (知恵の森文庫)
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─情報元:日経ビジネスオンラインサイト様─