2011年11月25日金曜日

才能に「障害」はない


パソナハートフル[前編] 事務から農業、アートまで“フルライン化”

 パソナハートフルの最大の特徴は、障害のある人たちに「多様な職場」を提供している点にある。キーコンセプトは「才能に障害はない」。それぞれの障害特性、適性、能力、本人の希望、生活環境などに応じて各人に合った仕事と働き方を選択できるように、試行錯誤を繰り返しながら体制作りを進めてきた。

 同社には現在、次の6つの事業部門がある。

[1]パソコンによるデータ入力や印刷、名刺制作、郵便物の集配といった一般事務を行うオフィス業務部門
[2]絵画制作を専門とする「アーティスト社員」が就労する「アート村」
[3]アート村で制作された作品をモチーフにしたカレンダー、文具などのオリジナルグッズを制作・販売する「アート村工房」
[4]野菜や果実などを無農薬栽培して販売する「ゆめファーム」
[5]パンや焼き菓子を製造販売する「パン工房」
[6]外部の顧客企業向けに障害者雇用関連のコンサルティングやアウトソーシング事業を手がけるサポートサービス部門
個性・能力・障害特性に合わせた「多様な職場」

 このうち、サポートサービス部門を除く5つの事業部門に障害のある社員が配属されている。事業拠点も、通勤事情などに配慮して首都圏近郊を中心に分散配置。例えば、「アート村工房」は東京・武蔵野市、千葉県流山市、東京・大手町、大阪・梅田の4カ所、「ゆめファーム」は流山市と八千代市の2カ所といった具合だ。

 他方、運営に当たっては各地域の特別支援学校、社会福祉法人、障害者就労支援機関はもちろん、絵画作家やパン職人、農業の専門家などとも連携。福祉や専門技能に関する外部ノウハウと、本業の人材派遣で蓄積してきた自らの採用・教育・管理ノウハウを融合させて「障害のあるプロフェッショナル」を輩出しようという独自の人材育成スキームの構築を目指している。

...Read more >>
http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20111117/223925/
─情報元:日経ビジネスオンラインサイト様─