キーワードは「お金」と「孤立」
おひとりさまが安心して老後を過ごすためのキーワードはふたつ。ひとつは「お金」、もうひとつは「孤立」です。「お金」は生きている限り必要なもの。だから、誰もが老後を見据えてコツコツと貯めているのです。では「孤立」に対しては?現役時代は「孤立」なんて「関係ない」「何それ?」という人が大多数でしょう。でも70歳、80歳の自分を想像すると……。
「年をとる」という事は、「今までできていたことがひとつずつできなくなる」「身体のどこかに不具合を感じるようになる」ということです。それがあるレベルを超えると、少なからず誰かの助け――見守りや介助――が必要になります。その「誰か」がいない、頼めない……「孤立」。それは恐怖に近い感覚かもしれません。だからこそ、おひとりさまはお金と時間をかけて「孤立しない」ための準備をしなければならないのです。
では、統計を基におひとりさまが必要とする老後資金と、「孤立」への対応策を考えていきましょう。
老後資金の目安は?
「平成21年全国消費実態調査」によると、65歳以上の高齢単身無職世帯の収入は、男性153,649円(うち社会保障給付143,587円)、女性135,777円(うち社会保障給付123,761円)です。それに対し支出は、男性166,286円(うち非消費支出20,771円)、女性160,410円(うち非消費支出10,573円)で、それぞれ12,637円、24,633円の赤字。これは金融資産等を取り崩して対応しています。
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http://allabout.co.jp/gm/gc/386773/
─情報元: [定年・退職のお金] All Aboutサイト様─