2011年11月15日火曜日

年功序列制度から脱出したら日本の未来は意外と明るいかもしれない


世界の金融市場でリスク資産を圧縮する動きが加速している。GDPでユーロ圏の2%程度に過ぎないギリシャの債務危機が、イタリア、スペイン、ひいてはフランスにまで波及する恐れまであって、市場関係者は大きな不安を抱えていている。確かにイタリアの財政状態は、政府債務残高・GDP比率で101%と日本に次いで高いけれど、プライマリーバランス(基礎的財政収支)は0.2%の黒字なのだ。

だけどイタリア国債の売却は留まることはなく、ドイツ国債との利回り差は拡大し続けている。多くの人がこの見えない敵を恐れて、自分が最後のババを引かないように警戒しているのだ。だけどこのまま金利が上昇し続ければ、債務残高が大きい分、財政赤字が膨らみ、債務不履行に陥る可能性も出てきてしまう。もしもイタリアが債務不履行という事態に陥れば、欧州は危機に直面し、アメリカの金融機関がばたばたとつぶれていった3年前の悪夢がまたよみがえることになるだろう。

内側から見た富士通「成果主義」の崩壊 (ペーパーバックス)

こうした影響は日本にも当然波及することになる。08年のリーマン・ブラザーズ破綻の時は、世界市場との相互連関について、強い危機意識を持った人はそれほど多くはなかった。実際、時の財務大臣は「ハチが刺した程度」と表現したけれど、熊に噛み付かれたような不況が日本を襲い、深刻な財政問題が浮き彫りとなって、世の中は失業者で溢れている。さらに3.11東日本大震災が影響して、全国の生活保護受給者は205万495人となり、過去最多を更新したことが厚生労働省の集計で分かった。

こうした影響から、経済の先行きに対する不安や不満は世界中に蔓延し、9月には米国ニューヨークのウォール街で若年世代を中心に抗議デモが発生した。さらに10月にはインターネットを通じた呼びかけで抗議デモは世界的に広がり、ついに小規模ではあるけれど日本でも起きたのだ。一体日本はどうすれば、こうした不安から解消されるのだろう。

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─情報元:リベラル日誌サイト様─