2012年3月16日金曜日

ドライトマトでA型肝炎に? 食べる前の熱処理で防止せよ

オイル漬けにしておつまみとして楽しんだり、トマトソースに加えてコクをプラスしたりと用途が広いドライトマト(乾燥トマト)。地中海料理には欠かせないドライトマトですが、ウイルス株をもったドライトマトはA型肝炎を引き起こす原因になりかねないそうです。

今月4日にドライトマトを食べたイギリス人の男女7人がA型肝炎とみられる症状を発症したことをイギリスの『daily mail』電子版が伝えています。
7人のうち4人は一時的に入院しましたが、すぐに退院できるまでに回復したのだそう。しかしながら、保健所の職員らは問題となっているドライトマトや、原因となりうるドライトマトを含んだ食品が市場に出回っているかもしれないこと、また各家庭にも残っていることなどを懸念しています。これは、どのブランドのドライトマトが原因なのか、またドライトマトを使ったどの食品が原因となっているのか分からないためです。

「A型肝炎と言われてもよく分からない」、という人のために説明を加えておきましょう。A型肝炎とは、発熱・倦怠感・黄疸などを主症状とするウイルス性の疾患のこと。約28日間程度の潜伏期間の後、発熱・倦怠感などに続いて、食欲不振・嘔吐などの消化器症状、肝機能低下による黄疸などの症状が現れます。感染源は汚染された飲み物や食べ物(特に加熱していないもの)。重症化することもあるため、注意が必要ですが、予防接種をしていれば未然に防ぐことができるのだそうです。

2011年下旬にも同様の事例が報告されており、英国保健保護局(HPA)と食品安全管理局(FSA)は、男性2人と女性5人がA型肝炎とみられる症状を訴えた事例を受けて、警戒を示しています。この事例は、過去にオランダで起きたセミドライトマトが原因によるA型肝炎発症事例と酷似していますが、今回のイギリス人患者らは過去3カ月間にオランダへの渡航はしていないということです。また、患者はこれまでにかなりの量のドライトマトを食べたことを報告しています。

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http://news.livedoor.com/article/detail/6366745/
─情報元:Pouchサイト様─