2012年4月11日水曜日

「こけし」が女性や若者の間でブームになる理由



「怖い顔をした土産」「古い民芸品」というイメージが強いこけし。だが実は、その伝統こけしが女性を中心に静かなブームになっている。神奈川県鎌倉市にある、こけしとマトリョーシカの専門店「コケーシカ鎌倉」にも、20~40代を中心に多くの女性客が足を運ぶ。

専門雑誌の売れ行き好調、“新種”も登場

ファン層拡大の理由の一つは、従来とは異なる表情のこけしが増えたこと。最近は、優しい顔やかわいい顔のこけしが目立つ。手作りで“一点もの”というのも、女性心をくすぐる。価格が数千円程度と手に取りやすいのも魅力だ。


しかし、伝統こけしの現状は厳しい。主な産地である東北は、東日本大震災で観光客が減り、こけしの売り上げも激減している。職人の高齢化も進む。そこで、東北を応援しようとコケーシカ鎌倉の沼田元氣代表が創刊したのが、雑誌「こけし時代」。ネット通販や一部店舗限定だが、売れ行きは好調だ。また、こけしの世界を紹介する展覧会「kokeshi POP」が渋谷パルコで開催され、4月6日~23日には名古屋パルコでも開催される。「こけしを知って好きになったら、産地を訪れてほしい」(企画を手がけるハクションの沼田夏子氏)。東北支援の輪は広がりを見せる。

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─情報元:日経トレンディネットサイト様─