島第一原発が爆発してから1年がたった。現在に至るまで、さまざまな報道がされているが、そんななか、ほとんど聞こえてこなかったのが震災以前から原発内部で働いていた作業員たちの声だ。彼らは今も放射線を浴び続けながら、現場の最前線に立ち、復旧作業にいそしんでいる。被災者でもある彼らは事故の日、いったい何を見て、何を思い、そして今、何を考えているのだろうか。そんな作業員たちの声を取材したのが久田将義の著書『原発アウトロー 青春白書』だ。
―タイトルの「アウトロー」というのはどんな人をさすんでしょう?
文字どおり「不良」ですよ。取材したのは20代半ばから30過ぎの6、7人ですが、素性をぼやかすために3人の語りにしました。タトゥーや刺青も派手に入っている人もいますし、若い頃、ヤンチャしてたという話も聞きました。
―そんな彼らが、本ではあけすけにしゃべっていてとても驚きました。
最初は「なんだ、こいつ?」という感じでした。でも、僕は以前、『実話ナックルズ』というアウトロー誌の編集長をやっていて、その話をしたら、「読んでます」と笑顔を浮かべ、話してくれました(笑)。大手メディアからの取材は全部断っていたというから運が良かったのかもしれませんね。
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─情報元:週プレNEWSサイト様─