2012年4月25日水曜日

iPhone/iPadに込められた「見えないデザイン」 体感を最優先して、先回りするインタフェース



身体感覚を最優先した操作体験を

視覚的なトリックを駆使して、良い意味でユーザーを「だます」アップルのデザイン思想は、マルチタッチ技術などのインターフェース開発にも反映されている。同社の持つインターフェース関連技術を詳しく調査すると、そこからは、ある一貫した設計思想が見えてくる。それが、画面上で目に見えるものだけに頼らない「人間の身体感覚」を重視したインターフェースデザインだ。

実際には四角くないキーボード

アップルのインターフェースの考え方を表す最も分かりやすい例が、同社が持つ特許広報(米国特許7844914)の中にある下の図AとBだ。iPhoneやiPadのようなタッチスクリーン操作を行う機器では、操作している人が狙って触れる画面上のポイントと、実際に触れている位置とでは若干のズレがあることを、アップルは突き止めた。具体的に説明すると、操作者が画面に触れているときの指の中心点は、実は操作する人が考えている位置よりも、爪半分ほど下にあるのだという。


繊細な操作感覚を要求されるスマートフォンでは、こうした視覚と実際の物理的な現象とのちょっとしたズレが操作感覚の大きな違和感につながる可能性がある。快適なユーザー体験の実現のために、アップルはこうした点にも細心の注意を払う。

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http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20120420/306320/
─情報元:nikkei BPnet 〈日経BPネット〉サイト様─