新たな機能をどんどん増やし続けてきたグーグルが、乱立を嫌って、「大掃除」をするようになってきた。グーグル内部で何が起こっているのか。
グーグルに対して感じ始めた漠然とした不安
グーグルのウェブ・メール「Gメール」を使っている人は多いだろう。私も使っている。Gメールで送受信したメールはすべてグーグルのコンピューターに保存されているので、自分のパソコンにはメールをまったく保存しなくなった。最初のころは用心してメール・ソフトも使って保存していた。しかし、グーグルがクラウド・ビジネスに熱心でGメールの保存容量を拡大させていたこともあって、いつのまにかやめてしまった。メール・ソフトそのものももうほとんど使っていない。
しかし昨年9月、そんなにグーグルまかせにしていいのかと少し不安を感じ始めた。グーグルが、「グーグル・デスクトップ」をやめてしまったからだ。
グーグル・デスクトップというのは、パソコン内のデータやメールなどを横断検索できる機能で、2004年にサービスを始めている。これはたいへん便利で、私はずいぶん重宝していた。インストールすると、パソコン内のデータを集めて検索インデックスが作られる。あらかじめインデックスができているので、パソコン中を探しまわる検索とは比べものにならないぐらいに検索が速い。
最近のウィンドウズ・パソコンも、パソコン内の検索については(不完全な検索でありながらとてつもなく時間がかかっていたときに比べれば)ずいぶんよくなってきた。しかしグーグル・デスクトップは、閲覧したウェブ・ページまで検索してくれる。つまり、「どこかのウェブ・ページで見たのだけれど、どこだったかな」などというときにもたちどころに探し出してくれるのだ。
もちろんもういちどウェブ全体を検索することはできるが、自分が見たウェブ・ページの範囲で探したほうが、ずっと簡単に見つかる。
さらに自分のパソコンがおかしくなったときにも助かった。
グーグルが保存(キャッシュ)してくれていたデータから拾い出せたからだ。自分のパソコンのデータにグーグルにアクセスされるのはコワイという人には向かないが、自動バックアップしていてくれるわけだから、私にはとても便利なものに感じられた。
グーグル・デスクトップをやめるといっても、新たにインデックスが作られなくなるものの保存してあるデータを捨ててしまうわけではないようだ。インストールしたパソコンではいまも検索できている。しかし、新たにインストールはできないので、パソコンを買い換えればそれまでだ。
「グーグル・デスクトップをやめる」という発表は、次々と新たなサービスを投入し拡大の一途に思われたグーグルがとうとう変わり始めたしるしのように思われた。
グーグル・デスクトップをやめるのであれば、いつの日にかGメールだってやめるのではないか。そんな漠然とした不安にかられた。
グーグルは永遠ではない――当たり前といえば当たり前の、そんなことも感じた。
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