2012年6月11日月曜日

重度障害児の母 子育てつづる「娘には目も鼻もありません」


米国で重度の障害児を産み、孤立無援の中で医療過誤訴訟を闘った女性が、わが子との壮絶な半生を描いた『未完の贈り物-娘には目も鼻もありません』を出版した。医療大国、訴訟大国とされる米国での赤裸々な子育てがつづられている。
ニューヨーク在住の倉本美香さん(44)。日本航空の国際線客室乗務員を経て、米在住の日本人男性と結婚。しかし、長女の千璃(せり)ちゃん(9)は生まれつき眼球が両方ともなく、全く目が見えなかった。鼻の中心の骨もなく、小鼻も欠けていた。医師からは「両眼性無眼球症」および「先天性多発奇形症候群」と診断された。
しかも、取り上げた産科医は出産前に障害の可能性を告知しておらず、出産後も無責任な発言を繰り返すばかりだった。数年間で30回以上にのぼる顔面の手術、入れても入れても落ちてしまう義眼…。産科医との裁判では相手側が強力な弁護団を結成し、侮辱的な言葉すら投げかけられたという。
倉本さんは「なぜ、娘は自分のもとに生まれてきたのか? 障害児を持つ親の多くが自問する悩みを私なりに振り返り、一つの答えを出したつもりです」と話している。産経新聞出版刊(定価1470円)。

http://sankei.jp.msn.com/life/news/120609/trd12060923180012-n1.htm
─情報元:産経新聞サイト様─