NEXCO中日本の発表では、笹子トンネル内部、約140m区間に崩落したコンクリート板(1枚約1トン)は約330枚。これらは天井裏に換気用スペースを作るために、1枚当たり6本の鋼鉄製「アンカーボルト」でトンネル最上部のコンクリート壁とつながれていた。
この設計は10倍以上の荷重にも耐えると計算されていたが、構造物のどこかに想定外のストレスがたまり、12月2日のある瞬間に耐久限界を超えたとしか考えられない。そのため、第一の「容疑者」に挙げられたのは長さ23cm、直径1.6cmの「アンカーボルト」だった。この部品はどんな使われ方をしていたのか?
「笹子トンネルのアンカーボルトには溝があり、これを天井部のコンクリート穴にねじ込んでいます。あらかじめ穴の奥には高性能接着剤入りのカプセルを差し込み、これが割れてアンカーボルトとコンクリートが強固に一体化します。この施工法はケミカルアンカーとも呼ばれ、トンネル以外にも多くの構造物の吊り天井で利用されており、特に珍しいものではありません」(NEXCO中日本の広報課)
しかし、この事故を受け、建設資材業界などでは「アンカーボルトに、ぬれぎぬを着せるな!」という反対意見が多く出たという。
もしアンカーボルトの劣化と破損がコンクリート板落下の原因なら、140mの限られた場所だけで瞬間的な破壊が起きたのは不自然だと疑問視する専門家は多い。そして本当の原因究明は中央自動車道大月JCT~勝沼IC開通の2年前、笹子トンネルが先に完成した1975年にまでさかのぼるべきだという意見も出てきた。防災建築工学の専門家・三舩康道氏(工学博士、一級建築士)は、こう説明する。
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