「女は顔だ」、「ブスが大嫌い」と持論を展開してきた俳優の坂上忍が、テレビ番組『爆笑 大日本アカン警察』で彼に謝罪を求める女性芸能人と真っ向から渡り合った。これまでも「ブスは外に出るな」など歯に衣着せぬ言葉を放ってきた坂上だが、さらに毒舌は威力を増していた。そのあまりの過激さに、スタジオでVTRを見ていたNMB48の渡辺美優紀(通称、みるきー)が半べその表情を見せたほどだ。放送後にはツイッターや坂上のブログに賛否の声が殺到している。
坂上忍は以前にも『笑っていいとも!』で、お笑いコンビ・オアシズの大久保佳代子に「男性の前で食事をするのが恥ずかしいがどうしたものか?」との相談に「大久保さんが男の前で食事する前に、レストランに入ることが恥ずかしい」、「ブスなんだからチマチマせずに自分らしく手で食べて欲しいくらい」と発言したことがある。2月24日に放送された『爆笑 大日本アカン警察』では、その大久保に加えて坂上の発言に憤りを感じた渡辺直美とKABA.ちゃんの3人がそれぞれ1対1で坂上と対話し、世間の怒れる女性に謝罪するように説得を試みたのだ。
ところが坂上は「顔は玄関」、「ビジュアルから付き合って、心の中に興味を持つのはそれから」、「不味そうなものを食べたいとは思わないでしょう?」とトーンダウンする様子はまったくない。最後の切り札として登場した大久保にいたっては、「最近はきれいになったね。彼ができたの?」と意外な評価をして戦意を失わせそうに。挙句には「俺は何度も謝ってるよ。『ごめんなちゃーい』」とおちょくるありさまだ。
そんなVTRのやりとりを見ていたNMB48みるきーの顔がフレームに抜かれて映った。涙目で口をとがらせた半べそ状態になっていた。モデルのすみれはスタジオで隣にいる坂上に対して「ひどい、隣に座るのも嫌だ」と嫌悪感をあらわにする。彼女たちの反応は、坂上の発言が多くの女性にショックを与えるものであることの証明といえそうだ。
放送を見た視聴者からはツイッターに「坂上忍ってクソの極み! 女を軽視して見下してバカにしてさらにブスは外出るなとか完璧な差別!」と批判するコメントや、「坂上忍の『女は顔だ論』に戦慄した…でもこれからも外に出ますごめんなさい」といったものが書き込まれている。一方で「坂上忍めっちゃ面白かったし 全部が全部じゃないけど気持ちわかる」、「坂上忍の理論を人類は否定できるのであろうか」との内容まで見受けられ、大きな反響を呼んでいる。
また、彼のブログ『綺麗好きでなにが悪い!』には「坂上さんの話術は凄いですね。 基準も人それぞれですからいいと思う」、「忍さんの発する言葉はいつもわたしの緩んだ気持ちを引き締めてくれています」、「坂上さんにブスって言われないように努力します!」など彼の発言に共感するコメントも届いている。
賛否両論を集める坂上忍であるが、自身が開校している子役育成を中心とした「アヴァンセ」キッズアクタープロダクションには、その的確で厳しい指導から「子供の人格形成の為に」と通わせる親もいるという。そんな評価を受けながらも、なお「ブスは大嫌い」発言を繰り返す彼の真意はどこにあるのか。今後の大久保佳代子ら女性芸能人との抗争の行方にも注目していきたい。
http://news.livedoor.com/article/detail/7442184/
─情報元:Techinsight Japanサイト様─