お酒を飲んで酔っ払ったとき、普段はなんとも思っていないはずの異性を魅力的に感じた経験はないだろうか。自分でもなぜなのかわからないが、目の前の相手が妙に素敵に見えてしまうあの現象。
以前、ロケットニュース24でもこの原因について、「酔うと顔の左右対称性が見分けられなくなるから」という研究結果をお伝えした。
そして今、この現象に関して新たな主張を展開する研究者が現れた。英ダラム大学の心理学者アマンダ・エリソン博士だ。彼女は、酔ったときに誰でも魅力的に見えてしまう理由を「単純に性欲が増しているだけ」と語っている。
その主張によると、アルコールは理性や意思決定をつかさどる脳の一部の働きを鈍くするとのこと。しかし、性欲をつかさどる部位には特に影響を及ぼさないため、この部分は飲酒後も活発に動いているという。つまり、お酒を飲むと理性を維持しづらくなり、余計に性欲が増していくというのである。
博士いわく、「シラフで理性が働いているときはなんとも思わない人を、酔ったときにはなぜか魅力的に感じてしまうという体験談は昔から語られていますが、実は単に性欲が増していただけなのです」とのこと。
さらに、「性欲をつかさどる場所は、脳内の基礎でありもっとも原始的な部分です。これがアルコール摂取後も影響を受けずに機能し続けているという事実は、まさに自然の賜物だといえます」と語っている。
博士の主張によれば、お酒で酔っぱらうと性欲が増すということは、「一夜の過ち」も起こりやすくなるということだろう。みなさん、酒は飲んでも飲まれぬようどうかご注意頂きたい。
http://www.excite.co.jp/News/net_clm/20130312/Rocketnews24_301649.html
─情報元:(ロケットニュース24) - エキサイトニュースサイト様─