2013年5月17日金曜日

アイデアは普通でも、アプローチ次第でイノベーションは起こせる


平凡なアイデアしか思い付かない……。それはよくあること。しかしアイデアは普通でも、アプローチ次第でイノベーションは起こせるのです。

 成功する一握りの人々だけが実践する共通の「思考の法則」を知るには、いったん私たちが常識だと考えてきたルールをリセットする必要があります。そして彼らの行動や考え方に注目し、そのエッセンスを吸収して、その根底にある思考のサイクルを身に付けることが重要です。

 成功者はみな、次にあげる5つのビジネスプロセスを何度も、高速回転で循環させています。私は、キーワードとなった5つの英単語の頭文字をとって「5Aサイクル」と呼んでいます。

顧客の抱える問題の「認知」(Awareness)
問題解決のための従来と異なる「アプローチ」(Approach)
アイデアのスピーディな「実行」(Action)
仮説と実行結果の差異に対する「分析」(Analysis)
マーケットニーズに合わせた柔軟な「適応」(Adjustment)
 今回はこの各プロセスについてもう少し、詳しく説明しておきましょう。今回は第2のプロセス、「これまでと異なるアプローチ(Approach)」です。
イノベーションのDNA 破壊的イノベータの5つのスキル
 (Harvard Business School Press)



アイデアは平凡でいい、アプローチがオンリーワン

 顧客や自分自身の「問題」を発見したからといって、その解決案を簡単に思い付くことはありません。簡単でリスクの少ない方法があれば、多くの人が既に実践し、問題は解決しているはずだからです。

 私もビジネスアイデアの講義で出席者からさまざまなアイデアの説明を受けるのですが、多くの場合、斬新と思えるものに出会うことはありません。本人がオリジナルと思っていても、同じようなことを考えている人が1000人はいると思って間違いありません。

 だからといって、あきらめないでください。とても有効な問題解決法が残されているはずです。それは問題解決のアイデアに、まったく異なる「アプローチ」(Approach)を組み合わせるということです。

 異なるアプローチとは、これまでに検討されたことのない従来とは異なる視点で問題を解決し、新しい価値を発想するための手段やアプローチです。誰もが問題は認識していても有効な解決策がないとあきらめていたところへ、「逆転の発想」「異種のヒント」などを組み合わせて、イノベーションを起こすのです。

 従来は非常識と思われたアプローチも、現在は最新のテクノロジーや情報ネットワークなどを組み合わせることにより、実現可能となりました。
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http://bizmakoto.jp/bizid/articles/1305/14/news015.html
─情報元:誠 Biz.IDサイト様─