2013年5月16日木曜日

着信すると曲がる!? 形状変化で通知するスマートフォン「MorePhone」


カナダ・オンタリオ州のクイーンズ大学は先月、パリ開催の国際会議で「MorePhone」を発表した。同大学のHuman Media Lab(ヒューマン・メディア・ラボ:HML)の研究グループが開発したものだ。

 このスマートフォンは、本体の形状を変えることによって、電話、携帯電話のメール、電子メールなどの着信を、音を出さずに視覚的に知らせることができる。振動に気付かなくても、手にするだけ、あるいは見ただけで、テーブルに置いたままでも着信に気付くことができるようになるという。英国のプラスチック・エレクトロニクスの世界大手Plastic Logic(プラスチックロジック)社が試作品を製造した。

 「MorePhone」は従来型のスマートフォンとは違い、薄く、折り曲げ可能な電気泳動ディスプレイで作られている。ディスプレイの下には多数の形状記憶合金線が層状になっていて、着信時にこの層が収縮し、これにより、携帯電話が曲がった状態になる。全体が反るほかに、最大3つの角が個別に曲がったりできる。これにより、着信・電子メール受信・緊急メッセージなど、個別に設定することも可能だ。

 折り曲げ可能な電子ペーパーの携帯電話「PaperPhone」とタブレット「PaperTab」の開発をしたロエル・ベルタガール博士は、折り曲げ可能なフレキシブル携帯電話は未来の技術で、「MorePhones」は5~10年以内に消費者に使用されるようになるとコメントしている。

http://news.livedoor.com/article/detail/7673287/
─情報元:RBB TODAYサイト様─