2013年6月26日水曜日

ゲーム史に残る事件だ。「ドラクエ10」プレイ動画配信公認に踏み切ったスクエニの英断

6月23日の公式ニコニコ生放送「ドラゴンクエストX TV 〜ドラゴンクエスト10だけに10時間ぶっ通しで生放送やっちゃおうスペシャル〜」の中で、ビックリするような発表があった。

「DQX」プレイ動画の生放送と配信がニコニコ動画で可能になります!」

ええええええ、そんな大事なことをニコ生で発表しちゃうの! いや、でもニコ生の話題をニコ生で発表してるんだからこれでいいのか。深夜に放送を見ながら、この日は日本のゲームカルチャーを語るうえで、きっと大きな節目になるだろうなーと思った。


実はニコニコ動画でもっとも多く投稿・配信が行われている動画ジャンルは、「VOCALOID」でも「歌ってみた」でもなく「ゲーム」だったりする。遊んで楽しむだけがゲームじゃない。「誰かが遊んでいるのを、みんなで野次を飛ばしながら見る」という楽しさをニコニコ動画は教えてくれた。あ、その前に「有野の挑戦」があったか、まあいいや。

一方で、ゲームプレイ動画には「著作権」という大きな問題がつきまとっていた。ゲームは基本的にメーカーの著作物だから、無断でその映像や音楽を配信すれば著作権侵害になる。今まではメーカーはこれを「黙認」していたが、今回スクエニは「黙認」ではなく「公認」するよと発表したわけだ。

詳しい利用方法はこちらのページに書いてあるとおり。いくつかルールはあるが、特に申請などは必要なく、書かれていることさえ守れば誰でもすぐに配信を行うことができる。
ドラクエと言えばスクエニのドル箱タイトルだし、キャラクターデザインには鳥山明、サウンドにはすぎやまこういちと大御所が名を連ねる。たぶん権利関係の調整は他のゲームと比べてもかなり大変だったはずだ。だからこそ「そのドラクエ」で真っ先に動画配信を公認したことは大きな驚きだった。

ところで「黙認」が「公認」になると、何がいままでと変わるんだろう?
たぶん、表面的にはほとんど何も変わらない。今までだってドラクエ10のプレイ動画はたくさん投稿されていたし、一部ネタバレを含むものを除けば、ドラクエ10はユーザーの動画投稿・配信に対してわりと寛大な方だった。

しかし、それでも「黙認」と「公認」とでは全然違う。
黙認されているとは言っても、許諾を得ずに動画を配信すればそれは違法スレスレのグレー行為だ。さいわいなことに、僕が知る限り訴訟にまで発展したケースはまだないが、「訴訟寸前」まで行ったことはあった

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─情報元:エキサイトレビューサイト様─