2013年9月21日土曜日

お風呂に発生するピンク汚れって何!?

先日、シャンプーボトルの裏をふと見ると、ピンクの汚れが付いていた。あれっ、ちょっと前に掃除したんだけどなあ……。

床や排水口周り、シャワーラック、床と壁の際……など、浴室のいたるところに発生するピンク汚れ。誰でも1度は見たことがあるのでは? こすってすぐに落ちる分、黒いカビよりはマシな気がするが、ヌメリもあって気持ちが悪い。そもそもこれって何なのか?

浴室用洗剤などを販売する花王の広報担当に聞いた。
「ピンク汚れはカビではありません。ストレス耐性が強く、浴室でも生き残りやすい菌が主な原因です」
汚れがピンクに見えるのは、なんと菌自体がピンク色(!)だから。一定数以上になると目に見えるようになり、中には赤っぽく見えるものやオレンジっぽく見えるものもある。特有の膜構造をとるので洗剤や乾燥に強いそうだ。


最近は昔ながらのタイル張りの浴室は減少し、速乾床など水はけのよい浴室が主流。頑固な黒カビは発生しにくくなっているが、その分、ピンク汚れが目立ちやすくなっているのだろう。

同社が実施した「浴室の中で気になる汚れ」についての意識調査でも、ピンク汚れに悩む主婦が約75%にも上った。皮脂や湯垢、カビ、排水溝の髪の毛などに次ぐ大きな悩みのひとつであり、「落としても同じ場所にすぐ発生する」「ヌルヌルして見た目も気持ち悪い」と嘆く声も少なくない。ちなみに、こするだけで一見落ちるのに、すぐにまた発生してしまうのは、菌自体が残っているため。

同細菌は様々な環境や人などから検出されるものだが、日和見感染菌としての報告もあるというから要注意。
「まれに免疫力の低下した人が感染する場合があるといわれています」

対策としては、菌の数を増やさないことが重要。ピンク汚れが発生しやすい場所をこまめに除菌(掃除)することが大切だという。
「ピンク汚れもカビも、基本的な予防策としてはエサとなる汚れをきちんと落とすことが最も大事です。ただ、ピンク汚れについては原因が菌ですので、汚れだけでなく、その菌自体を落とす対策も必要です」
同社では10月12日にピンク汚れに有効な新製品「バスマジックリン 泡立ちスプレー 除菌消臭プラス」を発売。ピンク汚れの原因菌をしっかり除菌して、ピンク汚れの発生を抑えてくれるのが特徴だという。

暑さもやわらぎ、掃除へのやる気も多少はアップする季節。キレイな浴室で気持ちの良いバスタイムを過ごしたいですね。

http://www.excite.co.jp/News/bit/E1379060876566.html
─情報元:Excite Bit コネタサイト様─