2013年10月16日水曜日

食料不足を救う可能性のある新食材「パワー小麦粉」の原料とは?

世界の食糧問題を解決するため、3Dプリンターで食べ物を印刷したり、従来の食事をとらなくても人体に必要な栄養素を摂取することができるソイレントが開発されたりしていますが、カナダのマギル大学の研究者たちによって、バッタから作られる栄養価の高い「パワー小麦粉」が現在開発されています。

Flour made with insects wins $1M for McGill team - Technology & Science - CBC News
http://www.cbc.ca/news/technology/flour-made-with-insects-wins-1m-for-mcgill-team-1.1866685

Flour Made From Insects Will Feed Underfed Populations - ABC News
http://abcnews.go.com/Lifestyle/flour-made-insects-feed-underfed-populations/story?id=20402024

この研究は2013年9月に学生を対象としたハルト賞を受賞しており、賞金100万ドル(約1億円)を使って2018年までにスラムに住む2000人の人々のためにパワー小麦粉を生産するようです。研究チームを率いるMohammed Ashourさんは「我々はこのプロジェクトを5年間で行うという野望を持っているので、受賞は大きな一歩です」と語りました。

物質1gあたりのバッタのタンパク質量は牛肉より多いため、Ashourさんは小麦粉の原材料としてバッタの使用を考えており、研究チームは諮問委員会の協力のもとメキシコの農家たちを雇う予定。メキシコでは全人口のうち400万人もの人々が栄養失調で苦しんでおり、また昆虫食がダイエットの方法としても親しまれているためです。現時点ではバッタの収穫シーズンは3カ月のみで、収穫方法も手摘みですが、メキシコの農家たちは大規模にバッタを飼育することに興味を示しているとのこと。


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http://gigazine.net/news/20131013-power-flour/
─情報元:GIGAZINEサイト様─