2014年3月20日木曜日

経営者兼新入社員が入社してくる時代だけど、あなたの会社は対応できる?

「スマートフォンアプリの会社を持っています」「マーケティングの会社を起業していました」そんな学生が新卒で入社してくるイマドキ。もしあなたの企業にこういった新入社員が入ってきたらどう対応しますか?

 仕事柄、就活生や内定者と話をすることも多いのですが、ここ数年のとある変化に気がつきました。それは、企業経営者であるという学生が緩やかに増えてきた、ということです。
 そう書くと「ああ、名刺だけ作った、名ばかり社長だろう?」とか「イベサー(イベントサークル)の延長線上の社長って話は、フツーにあるよね」という反応が返ってきそうですが、そうではありません。
 「スマートフォンのアプリを作成しているので、そのための会社を持っています」という学生はすでにたくさんいますし、マーケティングやリクルーティングという分野にも、学生起業家はたくさんいます。さらに、社会問題を解決したいと考えている人たちの中にも「やりたいことをするためには、会社という仕組みを作ったほうが早い」という理由から、法人を持っているという人も。
 要は、キチンと登記をして実際に仕事をまわしている、という(規模の大小は別として)“本当の学生経営者“が、そんなに珍しくない時代になってきつつあるのです。
ay_sakata01.jpg(写真はイメージです)
 そういう学生起業家と話をしていると、少し気になるフレーズを耳にします。私の「卒業したら会社はどうするの?」という問いへの答えです。


卒業後もビジネスを続ける、新入社員 兼 社長の登場!

 「卒業後もビジネスは続けますよ」と、学生であり社長である皆さんはキッパリと答えてくれます。会社は清算しますという人もいますが、そういうケースのほうが比較的レアかもしれません。
 当然、彼らを採用する企業は、彼らが学生時代にすでに起業家だったという事実は知っているでしょう。その部分に注目し、ユニークさを評価して内定を出した人事担当者もいるはずですから、そういった、いわばベンチャーマインド的なものがあるということは、もちろん承知しているはずです。
 しかし例えば、マーケティングの会社に内定が出ていて、さらに自分でもマーケティングの会社を持っている、その2つを両立することで、コンペティターになるという可能性もあるのです。入社後も会社を続けるとすれば、こういうケースが当たり前のように起こることは想定できますよね。
 そういう学生と話をしていると「会社の人事には、引き続き事業は継続するって話をしているので大丈夫です」と、明るく答えてくれます。しかし私としては、会社サイドは、どの程度のリスクを見込んでいるのだろうと、老婆心ながら心配です。
 学生であり社長もしていたという彼らにしてみたら、そもそも「仕事は会社だけでするもの」という意識があまりないのです。これ、ちょっと新しい感覚かもしれません。


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─情報元:Business Media 誠サイト様─