2014年4月21日月曜日

「友達だからタダでやって!」というクレクレ女にご用心!

独女もキャリアを積んでくると専門知識やスキルが身につき、それで生計を立てる人も多くなってきます。それが周囲に知られるようになると、近づいてくるのが「無料でやってよ! 教えてよ。だって友達でしょ?」という「クレクレ女」です。

■なんでもタダで欲しがるクレクレ女

もともと“クレクレ”とは、オンラインゲームの世界でたいして親しくもない相手に対してアイテムを「くれ! くれ!」とねだるプレーヤーを揶揄したことから発生した言葉。現実世界では女性にその傾向が多いようで、他人の持ち物を無遠慮に欲しがる人を「あの人ってクレクレ女だよね」なんて言ったりしますが、その欲望の対象はモノだけに留まりません。

■知識やスキルは無料じゃないっ!

「新しい仕事につながるかな…と積極的に自分の仕事を話すようにしていたのですが、もうこりごりですね」と苦い顔をするのは旅行系ライターのCさん。旅行会社勤務の経験を生かして数年前にライターとして独立。ガイドブックや雑誌などに記事を執筆するほか、旅イベントも積極的に主催しています。

しかし名前と実績が知られるようになったと同時に、寄ってきたのが「今度○○に行くんだけど、オススメのスポットやお店を教えて。旅のスケジュールを作って」という旅情報クレクレ女。下調べをしているのならまだしも、その国に関して何も調べず、ひどい時にはガイドブックを渡されて「オススメポイントに丸つけて返してね!」なんて言われたりして。

「私も自分の仕事は、できるだけ隠すようにしています」というのはフリー・カメラマンのYさん。飲み会の席で友人の披露宴や親戚の子の運動会の撮影話をしていると、数回程度、顔を合わせた程度の女性から「今度、姪のピアノの発表があるから撮って」と依頼が。これは仕事ゲット! と撮影料金の説明をはじめると「お金取るの!? ケチ! 知り合いでしょ!」と叫ばれて呆然としてしまったとか。

彼女たちの困ったところは「モノじゃないからクレクレといってもOK」「知り合いだから無料でやってくれて当然」と信じ込んでいること。人の持ち物を欲しがることに対しては批判的でも「目に見えない専門知識やスキルはタダ」「教えてくれない、やってくれないのはケチ」という思考回路になってしまうのです。

■頼りになるのは“幻のマネージャー”

そんなクレクレ女ですが、対応を間違ってしまうと「あの人はケチ!」と根も葉もない噂を広められてしまうところ。それについて「幻の敏腕マネージャーがいるとラクですよ」と笑うのは翻訳家のTさん。

彼女自身も「英語が得意なんでしょ!? 訳して!」と海外俳優へのファンレターなどを無料で翻訳させられそうになった経験が山ほどあるそうですが、「すみません~。お手伝いしたいのはやまやまなんですけど、マネージャーが怒るんですよ」と幻のマネージャーを作り出し、自分の判断だけでは仕事を引き受けられない。

どうしてもというなら、マネージャーから連絡させますと、全ての責任をそちらに押し付ける形にしたとか。そうすると相手も「しかたないわね…」と引いてくれるようになるそうです。

クレクレ女にお困りの皆様、試してみては? また自分自身も無意識のうちにクレクレ女になっていないか、気をつけたいものですね。(オフィスエムツー/秋月ルーシー)

http://dokujo.jp/archives/51846930.html
─情報元:独女通信サイト様─