2014年4月9日水曜日

【海外:訴訟】刑務所内のベッドから落ちた!という理由で囚人が損害賠償を訴える

イギリスの服役囚が、賠償金を得るために、偽の訴えを起こした。だがその訴えがあまりにもお粗末だったために、すぐにウソだとばれてしまった。
彼の損害賠償請求理由は、刑務所内のベッドから落ちた!だった。

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(画像:Mirror)

ドラッグ・ディーラーのカルム・フォスター服役囚(22)は、収監された数日後、刑務所内にあった弁護士の広告を見て、訴えを起こそうと決めたようだ。
刑務所のベッドから落ちて、怪我をした。賠償金をよこせ!!

昨年の4月1日、フォスター服役囚は刑務所スタッフへの暴力行為を抑える目的で、雑居房に連行された。
しばらくしてから様子を見に来た女性スタッフは、フォスター服役囚の頭にコブが出来ているのを確認した。

この時、フォスター服役囚は怪我について特に何も訴えなかったため、「服役囚の気を静めるために、床へ押さえつけて連行した後、頭が腫れていた」と記録されたのみにとどまった

ところがそれから2ヶ月後の6月、彼の個人弁護士を名乗るマイケル・ジェファリーズ弁護士から、「フォスター服役囚は刑務所内のベッドから落ちて怪我をした。賠償金の支払いを要求する」との手紙が届いた。

それによると、フォスター被告は眠っている間に2.4mの高さのベッドから落ち、同室の仲間に起こされて初めて、自分が落ちたことに気が付いたという。

ベッドから落ちたのは、ベッドに柵が付いておらず、刑務所の安全管理がなっていなかったからだ、とフォスター被告は主張した


だが、怪我をしておきながら、同室人に起こされるまで落ちたことに気が付かないのは不自然だし、そもそも医師の診断書でも、彼自身が自分で頭を叩きつけで怪我を負ったことが明白だった。

結果、詐欺行為を行ったとして、ヘロインの密売で受けた懲役3年の刑に、9ヶ月が上乗せされた

頭を怪我した日がエイプリルフールだったので、嘘を突き通せると思ったのかもしれないが、やっぱり、エイプリルフールについて良い嘘は、人々を楽しませる良い嘘だけだったようだ。

http://www.terrafor.net/news_slgj7eEBqA.html123
─情報元:日刊テラフォーサイト様─