2014年5月26日月曜日

【海外:奇病】元オリンピック候補選手、後ろ向きに走ることで難病を克服

 稀な神経疾患を発症したことにより、一度は走ることを諦めた女性が、あることをすることで、走り続けられることを発見した。
そのあることとは、―後ろ向きに走ること!

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(画像:Mirror)

アメリカ・カリフォルニア州に住むラウラ・カッティヴェラさん(46)は、「局所性ジストニア」という神経疾患を患っている。
筋肉が収縮し、姿勢の異常や体の一部に影響を及ぼす。
同じ部位の筋肉を酷使しがちな、アスリートや音楽家に発症しやすい


「私はいつも、走ることに情熱を持っていました。だから、稀な神経症になったからと言って、走ることを止めるなんて、考えられませんでした。私は常に、ランナーです。」
と話すラウラさんは、トラック競技で1992年のオリンピック出場権を掛けた予選に出場したほどの実力の持ち主でもある。

しかし、1989年のある日から、ラウラさんは体の異常に気付き始めた。不思議なことに、その異常は走っている時に現れた。

体の異常は、オリンピック出場予選中にも繰り返し現れ、レース中にバリケードにぶつかり、結果は最下位から2番目だった。

足が痙攣しているような感じがして、思うように動かせませんでした。いくつもの違う病院へ行き、MRIやCTスキャンも撮りました。」

局所性ジストニアと診断されてからも、症状は進行していった。
そしてラウラさんは、左足が発作的に無意識のうちに片側に移動し、それがまっすぐに走ることを妨げているこに気が付いた。

局所性ジストニアは、ゴトックス注射を打つことで症状を和らげることができる場合もあるが、ラウラさんの場合は、ジストニアを発症している場所が、筋肉の奥深くにあったため、この治療は有効ではなかった。

その他の治療法も色々試したが、残念ながら効果はなかった。

それでも走ることを諦めたくなかったラウラさんは、まっすぐに走れないという症状の特性を活かして、ジグザグに走ってみたり、症状を持った状態でも走れる新しい走り方にトライしていた。

そんな時に出会ったスズムスキ医師が、ラウラさんに後ろ向きに走ることを勧めた
「言われた通りに後ろ向きで走ってみたら、本当に上手い具合にまっすぐ走れるようになりました。」

局所性ジストニアは、同じ筋肉を繰り返し使うことと大きく関係しているため、普段使わない筋肉を使うことを彼女に勧めたのです。
と医師は話す。

ラウラさんは今、以前と同じように笑顔で色々な場所を走っている。前と違うのは走っていく方向だが、それでも走り続けられることができて、とても嬉しそうだ。
スズムスキ医師と共同で、後ろ向き走りレースを開催しようと考えているところだ


http://www.terrafor.net/news_sHETi9yPKk_614.html
─情報元:日刊テラフォーサイト様─