iOS7の新機能「コントロールセンター」。要望の多かったwifiやBluetoothをワンタップでON/OFF出来たり、タイマーや電卓などの”ちょっとした時に使いたいアプリ”に直ぐにアクセス出来たりして大変便利です。
また、このコントロールセンターのさらに便利なところとしてiPhoneのロック画面中にも起動できるという機能も持っています。しかし、便利なものにはリスクがつきもの。購入したばかりの初期設定で、「ロック画面での操作」がONになっている状態だと危険かもしれません。
しばらくはロック画面でのコントロールセンターの使用は避けた方がよさそう?
購入時の初期設定の状態「コントロールセンターをロック画面で起動出来る」状態だとどう危険なのか。今回は以下の2つをご紹介します。
便利なものにはリスクがつきもの。機内モードに潜む危険
まず一つ目。これはまさに「便利なものには必ず危険がある」といった話なのですが、コントロールセンターからの機内モードのON/OFF機能。
機内モードとはつまり、旅客機などの搭乗の際に素早く全ての通信をシャットオフ出来る機能です。本来は電源オフがマナーではありますが、通信機器の電波送受信をカットすればオーケーですので通常は皆さんこちらの機内モードを使います。
一方でみなさんはお持ちのiPhoneを無くした時の頼みの綱「iPhoneを探す」アプリはご存知でしょうか。これは簡単に説明すると、同じappleIDで紐付けられた別なデバイスから、手元から離れたiPhoneを「iPhoneを探す」アプリを介して逆探知出来るというもの。
いざという時のセーフティネットとして心強い存在ではありますが、あなたのiPhoneを狙っている今時の犯罪者達はこういったアプリ/サービスがある事は知っています。
今まではiPhoneの本体にロックがかかっていればなんとかなりましたが、コントロールセンターから機内モードのON/OFFが出来るとなってしまった以上、盗んだ人はまず最初にコントロールセンターから機内モードを使って盗んだiPhoneの電波送受信をカットしてしまうでしょう。
バグを利用したセキュリティ突破
もう一つは、コントロールセンターのバグを利用したセキュリティすり抜け。まずはこちらをご覧下さい。
こちらはカメラとコントロールセンターのバグを使ったロック画面迂回の様子。きちんとロックがかかっているのにパスコード入力も指紋認証もせずにホーム画面に入れてしまいます。(*現在は修正済みです。)
こういった致命的なバグは発見され次第すぐに修正されアップデートがなされますが、またすぐ次のバグを利用したセキュリティ突破の方法が見つかる危険性があります。新しいOSや本体がリリースされた直後は非常に不安定なのがApple製品のあまり良くない特徴なようです。
一台あれば様々な事が出来るiPhoneですが、便利な反面、何かトラブルに巻き込まれた時は本当に危険ですよね。今回ご紹介した問題は販売元のAppleの対応が早く、直ぐに修正版がリリースされましたが、皆さんそれぞれが気をつけなければならない部分もあります。
心配な方はロック画面でのコントロールセンターの使用はしばらく避けた方が懸命かもしれません。
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─情報元: MEN人(メンジン)サイト様─