西アフリカ諸国で急速な広がりを見せているエボラ出血熱。世界保健機関(WHO)の最新データ(8月6日)によると、エボラ熱による死者はこれまで961人に達し、患者は1779人に上るとみられている。犠牲者はギニア、シエラレオネ、リベリアやナイジェリアに広がり、WHOは緊急事態を宣言し、国際社会の一体となった対応策を求めた。
周期的に流行しているエボラ出血熱だが、今回は感染規模が大きく連日マスコミで報道されている。その為パニックに陥っている人も多いはずだ。海外サイトにて、必要以上にエボラ出血熱を怖がらなくてもいい5つの理由が特集されていた。正しい情報を知ることである程度の不安は解消できるかもしれない。
人々がエボラ出血熱にかかるのを恐れる理由はたくさんある。ひとつは特効薬も有効な治療法もなく、感染したら致死率90%という恐ろしいウィルスだからだ。感染すると、宿主はインフルエンザのような症状に苦しみ、2週間もたたないうちに、内臓や体の開口部から出血して死に至る。
世界中のメディアが、現在アフリカの一部で発生しているエボラ出血熱に飛びついて大騒ぎし、不安を煽っているのも確かによくわかる。新聞の多くの見出しは、このモンスター感染体が世界をパニックに陥れ、公衆衛生にとって悪夢となる可能性があるとうたっている。
しかし、早まらないで欲しい。エボラをそれほど恐れる必要のない5つの理由をここで説明しよう。現在のエボラウィルスによる迫りくる破滅を心配しているとしても、もう少し考えてみてからでも遅くはない。
1..エボラウィルスの感染力はそれほど強くない
多くのウィルスは、特に咳やくしゃみなどでウィルスをエアゾール化して拡散する空気感染などで、宿主との接触を見事に成し遂げている。また、成功している感染体は、温度が高くても低くても生存することができ、宿主の体外にいても長く生き残っていられるよう進化している。ところが、エボラウィルスは感染者やその体液(くしゃみの鼻汁や咳の唾、血液、汚物)に直接触れない限り、感染しない。さらに、普通の食べ物や水が原因の伝染病と違って、触れないでいるのが難しいというわけではなく、直接接触さえ避ければ、感染者が限られ、ウィルスの拡散を封じ込めることが可能だ。
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─情報元:カラパイアサイト様─