2014年8月26日火曜日

耳にピッタリフィットして圧迫感なく高音質を楽しめる理想のイヤホンはどこにあるのか?

iPodなどのデジタルオーディオプレーヤーや、スマートフォンなどの普及で、外出先でもイヤホンやヘッドホンを使って音楽を聴いたり映画やTV番組などを視聴したりする人が増えましたが、耳の形は人それぞれ特有のものなので、イヤホンのフィット感がイマイチですぐに耳から落ちたり、気づけば耳クソで汚れていたり……。これらの不満をためまくっていたSeth Stevensonさんは、聴覚学者にインタビューしたり自分の周りの友人や家族にヒアリングしながら「理想のイヤホン」は一体どこにあるのかを調査しています。

The Horror of Earbuds - Slate Magazine
http://www.slate.com/articles/technology/technology/2014/07/earbuds_that_won_t_fall_out_testing_earhero_yurbuds_stayhear_tips_and_more.html


◆イヤホンの欠陥
理想を追い求めるにあたり、Stevensonさんはまず「イヤホンには主に2つのタイプがありますが、これらは両方共に欠陥を持っている」と語ります。

イヤホンは大まかに言って2つのタイプに分けることができるのですが、そのうちのひとつは耳の穴部分にシリコンパーツを挿入するタイプのカナル式イヤホンになります。シリコンパーツを差し込む部分である「外耳道(イヤーカナル)」をもとにつけられた名称なのですが、人によってはこのカナル式イヤホンが「最高にフィットして快適!」という場合もある一方で、装着時に何か違和感を感じる人も多く、長時間使用すると耳に痛みを感じたりすることもあります。

Stevensonさんが友人や同僚に聞いて回ったところ、多くの人々が自分の耳とカナル式イヤホンのシリコンパーツが合っていないと感じており、いつも耳の穴の部分に違和感を感じていたそうです。また、ジョギングなどの運動中に簡単に外れてしまったり、人によっては大きなあくびをしただけでも外れてしまうこともあるとのこと。さらに、耳の穴に密着するために、長時間つけっぱなし状態でいる違和感に耐えられずにイヤホンを外したくなったり、使用後にシリコンカバーの回りに耳あかが付いてたりと、なかなかに悲惨なもの。

By StevenW.

もうひとつのイヤホンタイプというのはシリコンカバーのついていないオーソドックスなイヤホン。iPhoneやiPadに付いてくる「EarPods」もそのひとつに当てはまり、これらはカナル式イヤホンのように耳の穴にピッタリくっつくパーツはないので、カナル式に見られるような耳あか問題や圧迫感から解放されたい場合はオススメなイヤホンです。

しかし、これらは耳の穴にぴったりくっつくわけではなく、カナル式イヤホンのようにシリコンパーツもないので地下鉄などの騒々しい場所で使うと、カナル式イヤホンよりも音量を大きくする必要性が出てきます。さらに、耳にピッタリフィットしているわけではなく隙間もカナル式イヤホンよりも多いので音漏れも大きくなる、という問題も秘めています。加えて、「EarPodsの音質は中音域が強かったり、運動で汗をかいたりすれば簡単に耳の穴から抜け落ちてしまう」とStevensonさんはEarPodsの不満点を並べています。

By Gadgetmac



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http://gigazine.net/news/20140823-earphone-horror/
─情報元:GIGAZINEサイト様─