2014年8月7日木曜日

歌番組の「口パク」はNGか AKBら最新アイドルグループ事情

視聴率低迷にあえぐフジテレビが、
全社員の3分の2にあたる約1000人規模の人事異動を敢行したことが話題になっているが、これに伴い、
フジテレビの音楽番組班の名物ブロデューサーだったきくち伸氏も現場を離れることになったという。

また、同時にきくち氏がプロデューサーを務めていた『僕らの音楽』『堂本兄弟』も終了すると、
8月1日に東京スポーツが報道した。記事によると、きくち氏が担当する番組で「口パク禁止令」を発令したことに、
一部の芸能事務所やレコード会社が反発。これが、終了の大きな要因となったという。

実際問題として、現在の音楽業界でどれくらい「口パク」が行われているのだろうか。ある音楽ライターはこう話す。

「口パクはアイドル系に多かったんですが、最近はかなり減っています。ももいろクローバーZは、初期の頃は口パクも
やっていましたが、徐々に生歌にシフトして、今はライブも歌番組もほぼ生歌です。
モーニング娘。’14や℃-uteといったハロプロ勢は、完全生歌。その一方で、AKB48系のグループは、
劇場公演などの小さなステージでは生歌もやりますが、ドームクラスのコンサートでは口パクが多い。
歌番組も基本的には口パクですね。ほかのアイドルグループも含めて、今はAKB48以外は、ほとんど生歌です」

男性アイドルはどうなのだろうか。音楽ライターが説明する。

「ジャニーズ系は、グループによって違うんですが、その時々で生歌と口パクを使い分けています。
特に若いグループなどは、まだ踊りながら歌うということに慣れていないので、口パクをすることもあるようですね。
でも、ベテラングループは絶対生歌ですよ。『27時間テレビ』のSMAPライブでは、疲労もあってかあまりにも
“リアル過ぎる生歌”を披露してましたね」

口パクを採用する大きな理由としては、やはり“踊りながらでは歌が安定しない”ということが大きいようだ。
その点で、EXILEはパフォーマーとボーカルがきっちり分けており、ボーカルはほぼ踊らずに歌うため、完全に生歌だという。

しかし、その一方で、最初から口パクが想定されているケースもあるようだ。

「Perfumeやきゃりーぱみゅぱみゅは、ボーカルにエフェクトがかかっていて、それを含めて楽曲となっているので、
特に音楽番組では口パクが多いです。でも、意外とライブでは生歌でもやっています」(前出音楽ライター)

ちなみに、ハンドマイクがしっかり固定されているかどうかを見れば、口パクかどうかを見分けることができるとのこと。

「生歌の場合、マイクをしっかり固定させないと声が乗らないので、そこをちゃんと訓練するんですよ。
手元がブレブレになっている場合は、口パクの可能性が高いでしょう。あと、ヘッドセットマイクを使っている時も、
実は口パクというケースが多いですね」(前出音楽ライター)

確かに、撲滅に向かいつつあるといえそうな口パクだが、フジテレビの動向次第では、逆戻りもありそうだ


http://www.news-postseven.com/archives/20140804_269827.html
─情報元:NEWSポストセブンサイト様─