Appleは日本時間2014年9月10日に開催した新製品発表会でApple Payと呼ばれる新たな決済サービスの開始を発表しました。NFCチップを新たに搭載するiPhone 6および6 PlusとApple Watchで利用できるサービスとなっているのですが、さっそくそのデモ光景を収録したムービーが公開されていました。
Apple - Apple Pay
http://www.apple.com/apple-pay/
◆Apple Payとは?
その使い方は非常に簡単で、使いたいクレジットカードをiPhone上で選択して指紋認証を行い、お店の支払い端末にかざしたり、ネットショップで決済を行うだけで支払いが完了するというもの。Appleのサイトでは、「Your wallet. Without the wallet. (持ち歩かなくても使えるあなたの財布)」と表現されています。
使い方は支払い端末にiPhoneをかざして指紋認証ボタンにタッチするだけ。2015年からはApple Watchでの利用も可能になり、その場合は本体右側面にあるボタンをダブルクリックすることになります。支払いに使うカード情報はiPhoneの中に保存されていますが、決済時にはその取引にのみ有効な支払い専用の動的セキュリティコード(transaction-specific dynamic security code)と端末アカウント番号だけが送信されるため、自分のクレジット番号がお店などに伝わることがないのが大きな特徴です。
クレジットカード情報は、iPhoneアプリのPassbookに保存されることになります。カードの登録は、iTunesを使って入力するか、iPhoneに搭載されるiSightカメラでカードを撮影するだけ。複数のカードを登録することも可能なようです。
セキュリティ面が考慮されているのも特徴の1つ。登録したカード情報は専用の「Secure Element」チップ内に暗号化して保存されるほか、先述のように支払いの際には自分のクレジットカード情報は相手に伝わらない仕組みになっています。また、紛失時にも「iPhoneを探す」から利用を解除すればOK。クレジットカード会社に電話してカードの利用を止めるなどの対応は必要ありません。また、Appleにもカード利用状況は保管されることはないとのこと。
Apple PayはiPhone 6とiPhone 6 Plus、Apple Watchで利用が可能。Apple WatchはiPhone 5以降の端末とペアで使うことが条件で、店頭での支払いのみ利用が可能になるとのことです。
実際にApple Payのデモを撮影したのが以下のムービーです。
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http://gigazine.net/news/20140910-apple-pay/
─情報元:GIGAZINEサイト様─