文春によると、離婚危機に瀕している麻生副総理だが、まだまだ政治家を続ける気は十分らしい。麻生副総理に限らず、妻なしで政治家を続けることはかなり難しい行為である。
例えば、現役の国会議員で最高当選回数16回を誇る小沢一郎衆議院議員は、昨年の選挙でも苦戦が報じられた。その理由とされていたのは、和子夫人との不仲説だ。これまでは小沢議員が地元を留守にしても、和子夫人が選挙区を回り、後援会とともに選挙区を守ってきた。それが不仲によって、小沢議員は自分の選挙区を回らなければならなくなり、以前のようにほかの議員の応援演説に飛び回ることはできなくなった。
菅元総理よりも夫人の伸子さんの方が人気
小沢議員以外にも夫人の内助の功に助けられている議員は山ほどいる。それを最大限に活かしている議員が、民主党の菅直人議員だろう。総理大臣経験者でもある菅議員だが、昨今は民主党員からも人気がない。街頭演説をしても元総理大臣とは思えないほど、ギャラリーが集まらない。ある民主党議員はこう話す。
「本来、総理大臣経験者は選挙で応援演説に飛び回ったりして、新人議員のサポートをするものなのですが、昨年の選挙では『菅さんが来ると票が減ってしまう』という立候補者があまりにも多く、菅さんはまったく応援弁士として呼ばれることがありませんでした」
菅議員の不人気は今に始まったことではない。現役の総理大臣時代から、「菅総理よりも夫人の伸子さんの方が人気だった。伸子夫人の力がなければ、落選している人」(前出・民主党議員)だという。
夫人の力が発揮されるのは選挙のときばかりではない。その存在が精神的支柱になることもザラだ。史上最多得票で都知事に当選した猪瀬直樹さんは都知事を辞職した後に、亡き妻に向けた著書を出版した。猪瀬前都知事は、徳洲会からの5000万円献金問題で「妻が──」という言い訳を繰り返したが、その最愛の妻は都知事選でも影で支え、当選後の記者会見で仲睦まじく二人で登壇している。妻・ゆり子さんが元気だったら、都知事を辞任することはなかったかもしれない。
「政治家はどうしても表舞台に立つので勘違いしてしまうのですが、奥様の力で票を入れている支援者も実は多いのです。後藤田正純議員は官房長官を務めた後藤田正晴の親戚でもあり、妻の水野真紀さんは女優という華麗なる経歴。保守王国という選挙区を考慮すれば、選挙は楽勝なんですけど、不倫報道があった後は夫婦仲も微妙のようです。それが選挙に少なからず影響を与えています。夫婦仲は選挙情勢も左右させるのです」(永田町関係者)
小泉純一郎元総理のように、独身でも立派に政治家という重責を務める例外的な政治家もいる。かつては、三木武吉や堤康次郎といった愛人を何人も抱えていることが政治家のステイタスだった時代もあった。しかし、時代は変わった。いまや妻や夫、家族など、表舞台を裏から支える協力者がいなければ政治家は務まらなくなっている。
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─情報元: DMMニュースサイト様─