2015年11月30日月曜日

日本人が気づいていない「メイド・イン・ジャパン」の底力

日本国内でもメイド・イン・チャイナの商品が溢れ、純粋な日本製の商品は少なくなってきています。しかし、無料メルマガ『ロシア政治経済ジャーナル』の著者北野幸伯さんは、実は世界中が日本製品を欲しがっており、大きなマーケットが隠されていると語っています。

安かろう悪かろうの中国製品

ロシアには「スクポイ プラーティットゥ ドゥヴァジディ」ということわざがあります。
ケチは、二回払うことになる」という意味。
日本でいえば、「安物(やすもの)買いの銭(ぜに)失い 」(=安価な物を買うと、品質が悪かったり、すぐに買い替えなければならなかったりするので、かえって損になるということ。)と同じ意味になります。
で、日常生活でどう使われるか?
ロシア人男性が、中国製のおもちゃを買ってきた。
1日遊んだら、壊れてしまった。
それを見た奥さんが、
「スクポイ プラーティットゥ ドゥヴァジディ!」
といってダンナさんにイヤミをいう。
実際、「スクポイ プラーティットゥ ドゥヴァジディ」という言葉。
ロシアでは、「中国製品」に関してつかわれることが圧倒的に多いです。
ロシアでは、「なんでも品質がいいのは、日本製だ」と思われています。
しかし、日本製はなかなか見つからない。
それで、「ドイツ製」を買っているのです。
中国製品について、日本にいれば「そんなに品質悪くないよね」と思うでしょう?
日本企業が中国で現地生産し、逆輸入している場合は、ほとんど問題ないのです。
しかし、「ずばり中国企業」がつくった製品について、ロシアでは相変わらず「安かろう悪かろう」ということになっています。


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─情報元: まぐまぐニュース!サイト様─