2011年4月3日日曜日
福島原発のプルトニウム、最大の危険要素ではない
米国の外交専門誌Foreign Policyに「福島原発から漏れているプルトニウムはどれ位危険か?」という記事が出ていた。
東電はプルトニウムは人間の健康に危険を及ぼすレベルではないと言っているが、原発事故以降の様々は「楽観的情報」に失望してきた国民としては、額面どおり受取にくいところはある。
プルトニウムが危険視されるのは、毒性の高さと半減期の長さだ。福島原発に使われているプルトニウム239の半減期は2.4万年だ。毒性についてFPは 1995年のLawrence Livermore National Laboratoryのレポートから「プルトニウムを摂取して直ちに致死する量は0.5g」と紹介している(比較としてシアン化物(青酸カリなど)は、 0.1gの摂取で死に至る)。
福島原発から漏れたプルトニウムは、空中に飛散していないが(プルトニウムは重たい)、万一飛散したとして、20ミリグラムのプルトニウムを摂取すると恐らく2,3ヶ月の内に死亡するとFPは述べる。ただしプルトニウムに触れるだけではほとんどリスクはない。
可能性としては将来プルトニウムを摂取する可能性はあるが、それでもリスクは相対的に小さいとFPはいう。そのリスクの程度はプルトニウム0.0001ミリグラムを摂取すると、ガンで死亡する確率が1,000に対して200から 1,000に対して201.2に増加するということだ。
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http://news.livedoor.com/article/detail/5458316/
─情報元:金融そして時々山サイト様─