2011年6月1日水曜日
原子力が「安価なエネルギー」である背景
早いもので、この「常識の源流探訪」連載も今回で200回を数えることになりました。別の言い方をすれば5年目に突入ということにもなります。毎週欠かさずこの原稿を書くことで、本来は社会的に引きこもりがちな芸術音楽家の私ですが、ずいぶん世の中の動静に敏感な暮らしを送れるようになったと思っています。何よりありがたいのはちょうだいするコメントです。多くを学ばせていただいています。1年半ほど前からはツイッターも開設して、一方向的な発信&コメントにならず、双方向的な対話も出来るように工夫してみました。
「常識探訪」の源流
このコラムは、かつて物理など基礎科学も学んだ音楽屋の私が、既成の利害関係とは離れた視点から、何かと「まあ、そんなもの」と思考停止したままになりやすい「常識」の背景を探るということで書き始めましたが、元の動機はもっとつまらないものでした。
2006年、期せずして「開高健賞」というノンフィクションの文学賞をもらった私は、版元から作家原稿を継続的に書いて行く上で、どこかに「雑誌連載」をしましょう、ということになったのですが、これがうまくゆかない。当時は紙の総合月刊誌が軒並み末期的で、その後相次いで「休刊」になってしまうわけですが、新規連載などとても余裕がない、という軒並みのご返事。そんな中で「紙がダメならネットで!」をという当時の川嶋諭・編集長からのお話で、スタートできた最初の安定した連載が、この「常識探訪」だったわけです。
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─情報元:日経ビジネスオンラインサイト様─