ファイル交換ソフト「Winny」(ウィニー)を開発し、違法コピーによる著作権法違反ほう助の罪に問われていた元東大助手の金子勇氏は2011年12月20日夜、最高裁での上告棄却による無罪確定の見込みとなったこと受けて都内で会見を開き、胸の内の「喜び」をあらわにした。
金子氏がファイル交換ソフト「Winny」を開発したのは2002年。翌2003年には、同ソフトがインターネット上でのゲームや映画の違法コピーといった、著作権法違反を手助けしたとして逮捕。一審(2006年12月)は罰金150万円の有罪、二審(2009年10月)では一審を破棄し「違法使用を推めていない」として逆転無罪となった。今月19日、最高裁第3小法廷は二審を支持し上告を棄却する決定をしたため、無罪が確定する見込みとなった。
これを受け金子氏は、Winny弁護団の壇俊光弁護士らとともに都内で緊急会見に臨み、
「私は、今回の事件で開発を躊躇する多くの技術者のために訴訟活動をしてきました。私の開発態度が正しく認められたことをありがたいと思います」
と述べ、喜びを噛み締めた。
■「とりあえずソフトウェアをつくっただけで捕まることはなくなったと思う」
会見では質疑応答の時間も設けられ、ニコニコニュース記者が「元2ちゃんねる管理人・西村博之氏が今回の事件を通じて、トップレベルだった日本のP2P技術産業を潰した検察の責任を指摘している」と問いかけると、金子氏は、
「私自身は、今回の事件を誰のせいにすれば済むという問題ではないと思う。それでは前に進まない。前向きに、今できる最大限の良いことを考えたい」
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http://news.livedoor.com/article/detail/6135242/
─情報元:ニコニコニュースサイト様─