「合法ハーブ」と呼ばれて、急速に広まっている脱法ドラッグについて、いろいろなメディアが散発的に取り上げていますが、記事を読んでいて、私には、気になる点があります。いま販売されているドラッグの作用について、とかく過小評価している表現が目に付くのです。「合法」という言葉のイメージに引きずられてしまうのでしょうか。
つい先日も、ある取材を受けていて、この話題になりました。記者氏いわく、「でも、『合法』つまりニセモノなんだから、本物ほど強いわけじゃないんでしょう?」とんでもない、これまで市場に出回ってきたこの種のドラッグには、本物の大麻中のTHCと比べて、数倍から数百倍という作用の強さを持つ成分が配合されてきたのです。
いま、巷で「合法ハーブ」と称して販売されているドラッグは、「天然の大麻中に含まれるTHCより、はるかに強力に作用する合成成分を配合している」ことが特徴です。配合されているのは、合成カンナビノイドと呼ばれる化合物で、無数にある合成カンナビノイドのうち、作用の強いタイプが配合される傾向があるのです。
合成カンナビノイドの作用
合成カンナビノイドは、大麻中のTHCと同じように、脳に多く分布しているCB1レセプターに結合して、様々な精神作用を表します。合成カンナビノイドが配合されたドラッグを喫煙すると、その成分は肺を経由して血液中に取り込まれ、血流に乗ってすぐに脳に達し、脳のカンナビノイド受容体の特定部位に結合します。
人の脳内では本来、内在性カンナビノイドという物質が神経伝達などに重要な役割を果たしていますが、合成カンナビノイドは内在性カンナビノイドと同様の働きをし、脳に刺激をもたらします。とくに、作用の強いタイプの合成カンナビノイドを摂取すると、人為的に生み出された強力な刺激が脳の働きをかく乱し、錯乱や精神病状態を生み出すことがあります。
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http://blogos.com/article/29412/
─情報元:BLOGOS(ブロゴス)サイト様─
つい先日も、ある取材を受けていて、この話題になりました。記者氏いわく、「でも、『合法』つまりニセモノなんだから、本物ほど強いわけじゃないんでしょう?」とんでもない、これまで市場に出回ってきたこの種のドラッグには、本物の大麻中のTHCと比べて、数倍から数百倍という作用の強さを持つ成分が配合されてきたのです。
いま、巷で「合法ハーブ」と称して販売されているドラッグは、「天然の大麻中に含まれるTHCより、はるかに強力に作用する合成成分を配合している」ことが特徴です。配合されているのは、合成カンナビノイドと呼ばれる化合物で、無数にある合成カンナビノイドのうち、作用の強いタイプが配合される傾向があるのです。
合成カンナビノイドの作用
合成カンナビノイドは、大麻中のTHCと同じように、脳に多く分布しているCB1レセプターに結合して、様々な精神作用を表します。合成カンナビノイドが配合されたドラッグを喫煙すると、その成分は肺を経由して血液中に取り込まれ、血流に乗ってすぐに脳に達し、脳のカンナビノイド受容体の特定部位に結合します。
人の脳内では本来、内在性カンナビノイドという物質が神経伝達などに重要な役割を果たしていますが、合成カンナビノイドは内在性カンナビノイドと同様の働きをし、脳に刺激をもたらします。とくに、作用の強いタイプの合成カンナビノイドを摂取すると、人為的に生み出された強力な刺激が脳の働きをかく乱し、錯乱や精神病状態を生み出すことがあります。
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