2012年4月13日金曜日

日本人は世界でいちばん仕事が嫌い



日本人の価値観を世界の国々と比較する「世界価値観調査」のことは以前も書いたが、鈴木賢志『日本人の価値観』には、各種の価値観調査のなかから興味深いものがコンパクトにまとめられている。

ここではそのなかから2つ紹介しよう。

最初の表は、「たとえ余暇が減っても、常に仕事を第一に考えるべきだ」という意見に「強く賛成」とこたえたひとの割合だ。いわば、「世界仕事人間ランキング」である。

一目瞭然のように、日本人は堂々の第一位だ。しかも、下から。

日本人は、「余暇が減るんなら仕事なんかしたくない」と考えているひとの割合がきわめて高い。すなわち、「世界でいちばん仕事が嫌いな国民」なのだ。

ランキングを見ればわかるように、上位はほとんど発展途上国で占められている。彼らは、「働かなきゃ生きていけない(遊ぶことなんて考えてられない)」ひとたちであり、同時に、「働けば働くほどゆたかになれる」ひとたちでもあるのだろう。

先進国はおしなべてランクが低いが、そのなかでは“勤勉の国”ドイツが38位に入っている。「仕事よりも余暇が大事」とこたえるのは、アメリカ、オーストラリア、スウェーデン、イギリス、オランダなど、アングロサクソンや北ヨーロッパの国々だ。

しかしそのなかでも、日本人の仕事嫌いは突出して高い。

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─情報元:(橘玲) - BLOGOS(ブロゴス)サイト様─