そこで週末には、たっぷりと寝溜めしておこうということになりがちだが、はたして人間の体は、本当に寝溜めができるような構造になっているのだろうか? 新宿ライフクリニックの須田隆興先生に聞いてみた。
ちなみに須田先生によれば、現代の科学をもってしても、人体における睡眠の役割はまだ十分に解明されていないのだという。
「最近わかってきたのは、睡眠には“記憶の再構築”を行う役割があるということ。パソコンでいうデフラグのようなものですね。私たちの脳は、認識している記憶と非認識の記憶を合わせると、毎日膨大な情報をインプットしています。ですから、デフラグをサボるとパソコンが不調になるように、睡眠が不足すると脳に過度の負担がかかり、ひいては脳から指令を受ける体全般に悪影響を及ぼすことになりかねません。ある哺乳類を用いた動物実験では、飢餓状態よりも睡眠不足の方が、最終的な致死率が高いという結果も出ているほどなんですよ」
つまり、睡眠時間は休日に1週間分を先取りしようとするのではなく、毎日適切に確保することが大切。これも仕事のうちと考えて、上手な時間管理を!
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